Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2016年3月号 経済学部 T.M

①環境について

マードック大学はとにかく大きいです。敷地内を端から端まで徒歩で移動すると20分はかかるでしょう。地図をあらかじめ確認しておかないと、間違いなく迷子になります。とはいえ、よく使う施設はかたまって建設してあるので、慣れれば困ることはないと思います。学内にはBush Courtという大きな中にあり、教室以外で利用する施設(Book Shop, Student centre, Food courtなど。)はその周りに集中しています。学外に関しては、バスに乗って5〜10のところに大きなショッピングセンターがあり、買い物に困ることもないです。ただ、バスは各駅に停車するわけではありません。乗るなら乗るという意思表示をしっかりバス停から出さないと綺麗に素通りされます。降りる時は、降車ボタンを押さないといつの間にか知らないところに来てしまいます。(経験者は語る)こちらでの生活について、どのお店に行っても、店員さんは親切です。友達かよって思うくらいの距離感で話しかけてきます。日本の感覚からするとありえないですし緊張もしますが、英語の練習になると思って話し返すといいと思います。

 

Kings Park からの街の風景

②こちらでの礼儀について

さてここで質問です。オーストラリアではみんなが日本人みたいにキチキチしてなくて、自由で適当というようなイメージを持っていませんか?それは半分アタリ、半分ハズレです。どの国に行っても礼儀はもちろん存在します。オーストラリアの場合、その礼儀とは”会話”です。オーストラリアに興味がある方ならば、多民族国家という言葉を一度は耳にしたことがあると思います。共通の文化背景が存在しないため、会話によって”自分は何者か”を伝えることが最も重要になります。私も大きな失敗をしました。ルームメイトの両親が突然訪ねてきた時のことです。私はよく寮の共有ルームにいるのですが、”家族の時間”を乱したくないと思い、毎度自分の部屋に黙って帰っていました。すると、ドアの向こうから”He disappeared every time when we came in”というお母さんの声が。私の思いとは裏腹に”会話をしない”ことに少しショックを受けてしまったようでした。その後きちんと意図を伝えると、分かってもらえました。その時会話の大事さを身にしみて知りました。日本人特有の察するはあまり期待してはいけない。自分の意思をしっかりと伝える準備もしておかなくてはならないと思った一幕でした。