Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2013年7月号 文学部 T.K

試験について

試験を実際に受けてみて、率直な感想は大学入試前に日本で受けたセンター試験みたいだなと思ったことです。試験会場は大学のジムの体育館のような広い場所で行われ、机が規則正しく並べてあり、自分の科目のテストだけでなく他の科目のテストも同時に行われます。試験監督は各教科の先生ではなく、大学の試験のためだけに働いている人たちがいて、試験開始後の10分間は各教科の先生に質問をすることが許されていますが、それ以降はテスト内容については質問ができなくなります。試験時の持ち込み可能なものとして、水、筆記用具、処方箋などでテスト時に摂取必要と証明できる薬など、また英語を第一言語としない学生は担当教科の先生からの許可があれば、辞書を持ち込むことができますが、英語→第二言語といったかたちの辞書つまり私達で言うと英日の辞書にあたり、日英の辞書は持ち込むことができません。また教科によってはテキスト持ち込み可能であったり、A4一枚のメモなら持ち込み可能であったりします。私は全ての試験に辞書を持ち込みましたが、実際は試験時間がぎりぎりのため、辞書をひている時間がありませんでした。また試験には授業で勉強した内容しか出ないため、きちんと試験勉強をしていれば大丈夫でした。

試験時間は各教科によって違い、試験終了時間前に退席可能です。試験中トイレにも行くことが可能ですが、試験を受けている席からトイレの入り口まで試験官の人が一緒についてくるという厳重な体制なので、時間のことも考えてなるべく行かないことをお勧めします。とにかくどの試験も緊張した環境で、なおかつ時間との戦いだったので、試験対策をきちんとやっておくことが大切でした。詳しいテスト内容については下で説明したいと思います。

 

各試験内容について

次に各試験の詳しい内容を書きたいと思います。

TLC121 Writing Academic English 試験は3時間と10分間のreading timeでテキストやメモの持ち込みはできませんでした。 また、この単位は英語を第一言語としない人のための科目だったため、辞書の持ち込みは許されていませんでした。内容としては3つのセクションがあり、セクション1 Long Essay(500字程度のGlobal Warmingについてのargumentative essay)、セクション2 Summary and Critique(短いアーティクルを読み、300字程度の要約と批評), セクション3 Use of Source(与えられた文章がPlagiarismかどうかを判断する問題)。この教科は事前に試験構成を教えていてくれたため、内容が難しいというわけではありませんでしたが、grammar, punctuation, collocationなど、またエッセイ構成なども採点基準に入るため内容というよりはライティングスキルに重点を置いたテスト内容でした。

FDN110 Australia in Asia 試験は2時間と10分間のreading timeでテキストやメモの持ち込みはできませんでした。しかし、このテストでは英→日の辞書は持ち込み可能でした。このテストの内容は3セクションあり、セクション1 Multiple Choice(この授業で習った内容に関する4択問題が10問)、セクション2 Short Essay(各授業で大切だったトピックのキーワードがあてられており、その中から4つ選びそれぞれの説明を各100字程度で書く)セクション3 Essay(トピックが2つ与えられており、その中から1つ選び授業全体のコンセプトを踏まえたうえで2~3パラグラフ程度のエッセイを書く)。このテストは時間との勝負で私はぎりぎり時間内に最後のエッセイを終わらせることができましたが、試験中はペンを止めることなく書き続けていました。内容は各トピックのコンセプトとチュートアルクエスチョンを理解していれば、テストもそこまで難しいわけではないですが、エッセイを短期間で書く練習は大変重要です。

TOU101 試験は2時間と10分のreading timeで、A4の紙(裏表両方に手書き・パソコンでの記入可)持ち込み可能でした。また英→日の辞書も持ち込み可能でした。このテストの内容は3セクションあり、セクション1Short Essay(この授業で習った用語を4つ、1パラグラフ程度で説明する)、セクション2Essay(トピックが3つ与えられており、その中から1つ選び2~3パラグラフのエッセイを書く)、セクション3(modelについての説明。事前に授業で勉強した観光学に関するセオリーmodelが8つあり、その中から1つがテストに出題されました)。このテストを受ける前に過去5回分のテスト問題を実際に解くことができたので、出題傾向はつかむことはできましたがどのトピックが出題されるかは全く知らされていなかったので、全ての講義内容を理解し答えられるように試験対策をする必要がありました。しかしそうは言っても膨大な量なので、私はA4の用紙にできる限りの情報を書いてテストに挑みました。このテストも他のものと同様、時間との勝負でしたが、暗記量などを比べると一番難しかったテストだったと感じています。