Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2013年4月号 国際文化学部 A.F

授業について

はじめに授業形式について触れたいと思います。マードック大学の授業はレクチャーと呼ばれる講義形式の授業とチュートリアルと呼ばれる少人数制のクラスで成り立っています。私は今“Australia in Asia”“Introduction to Asian Culture”“Academic Writing”の計3教科を受講しています。まず“Australia in Asia”について。これは主にアジアにおけるオーストラリアの位置づけを経済的、歴史的、文化的など様々な視点から考えていく授業です。アジアとの関係を考えるために日本のアニメやロックミュージックとオーストラリア社会の関係もトピックとしてあがっていました。またこの講義はファンデーションユニットと呼ばれる1年生向けの講義なので、効果的なリーディングの方法やエッセイの書き方など丁寧に教えてくれます。次は“Introduction to Asian Culture”について。これはアジア内における様々な文化的違いを比較する授業です。特に宗教が文化や歴史との関連性に関するトピックが多く挙げられています。日本の歴史や宗教などを扱う授業である為日本人学生によっては理解しやすく、アドバイザーの先生がおすすめしている授業です。最後に“Academic Writing”について。これは英語を第一言語としない学生向けのもので、文字通りアカデミックライティングについて学ぶ授業です。良いエッセイを書く為に必要なスキルや情報について勉強し、その後課題を通し実践します。マードック大学の授業形式は龍谷大学とは大きく異なります。少人数制のチュートリアルでは授業内での発言を求められます。そのような経験のない私にとってそれは英語に並ぶハンデとなり、はじめはうまく授業に参加できず落ち込みました。今でさえ戸惑うことは多々ありますが、慣れてきて授業への姿勢は変わりました。

 

部活動について

留学中といえど勉強ばかりでは疲れてしまうので、リラックスは不可欠です。その1つとして私はクラブ活動に参加してリフレッシュしています。マードック大学のクラブ活動は厳しいものではなく行きたい時に行くという感じなので、勉強に忙しい留学生でも参加しやすいと思います。まず「Murdoch Japanese Society」について書きます。これは日本語を勉強しているクラブで、皆日本のアニメや漫画などを通して日本に興味を持つ学生ばかりです。“One Piece”や“NARUTO”などは当然のように知っていて、すごく話が盛り上がるので楽しいです。日本語を勉強している彼らですが、会話は主に英語なので楽しみながらも英語の勉強になります。もう一つ所属しているのが「剣道部」です。毎日の勉強のストレスに加え運動は寮とキャンパスの往復だけという運動不足もあったので、なにかないかなと考えていた時に他の日本人学生が剣道部に所属していることを思い出しました。彼女に話を聞いて始めることを決めた剣道でしたが、それは私にぴったりでした。私は週に一度ビギナー用のメニューで練習しています。思うように竹刀を扱うことが出来ず難しいですが、思いっきり声を出し身体を動かすので本当に気持ち良いです。徐々にですが上達も見られ、褒められた時は本当に嬉しくなります。楽しくリフレッシュでき今は練習日が待ち遠しいです。クラブ活動は自分自身のリラックスに大きく貢献してくれますし、もちろん友達の輪を広げるきっかけにもなります。龍谷大学ほど多くのクラブがあるわけではないですが、何か興味のあるクラブを見つけ参加すれば、それは必ず留学生活の充実につながると思います。