Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2011年8月 経営学部 D.S

1. 受講している科目について

後期の授業が4週間終わった時点での今期履修している授業の紹介をしたいと思います。

Introduction to Public Relations

教科書は真ん中のものを使っています。すごく簡単に言うとPublic Relation とはPRのことで、どのように消費者に対して効果的な(利益の上がる)広告を行うことができるかということを勉強しています。テキストにはPRの定義、オーストラリアでどのようにPRが広まったか、どのようなPRの方法(種類)がありそれはどのような対象・ケースに有効かなどを学んでいます。この科目では実際にマードック大学で行われるイベントを対象としたPR戦略をグループで考え授業期間の終盤でプレゼンをします。PRは企業と顧客とのコミュニケーションであり、言語などの使用したコミュニケーションを駆使し消費者に自社の製品やサービスを広告すると定義付けられます。そのため授業では毎回、短いですがWritingの課題が出されます。この点では交換留学生はネイティブの学生よりもボキャブラリーなどWritingのスキルがどうしても劣ってしまうので苦労しています。しかし、実際に企業に就職しPR部門を担当する場合、この授業で行っているようなことを行うと思うので、厳しいですが有意義な授業だと思います。

Institutions, Culture and Power

教科書は左のものを使っています。Institutionとは、社会・教育事業のための会・協会・団体、社会制度や確立された規則・しきたりなどという意味をもっています。そのInstitutionとCultureとPowerの関係がどのように、政府、法律、企業、家族、学校など様々なコミュニティにおいて、影響を与え我々(我々の生活)に変化をもたらしているのか?というようなことを学んでいます。この説明ではちょっと分かりにくいと思いますが、今4週間この科目を勉強してもまだ理解しきったとは言えないのでうまく説明できません(笑)すみません。しかし、物事を見て判断する上で役に立つ科目ではないかと思います。例えば、世間的に見て力やお金を持っていてそのInstitutionがすることが、正しいと理解されがちですがそれで本当にいいのか?意図的に消費者(受ける側)がそのInstitutionによって支配されているのではないか?という視点を持つことが必要だということが授業の中で取り扱われました。例えば先日首相が変わって、変化が起こるであろう日本の中でも言えることだと思います。そして今後も様々なことが進歩し発展していくと思います。その中でこの科目を学び、自分で考え判断できるスキルを身につけることがこの科目の目標の一つではないかと個人的には解釈しています。

Principle of Marketing

教科書は右のものを使っています。授業名の通りマーケティングの基礎を扱う科目です。私は龍谷でマーケティングの科目を3つ履修していたので、基礎的なことはだいたいわかっています。その点では授業内容は理解しやすく用語に対する知識もそこそこあるため、マーケティングの教科書は他の科目や前期に履修したアジアに関する文献と比べれば読みやすいです。辞書をひく回数も他と比べれば少ないのでリーディングがスムーズです。それでも自分の知らない部分や、英語で分かりにくい部分が多々あるのでそこをしっかり抑えながら勉強していかないといけないなと思っています。授業ではチームプレゼンがありPRの授業もそうですが、ビジネス系の授業は実践を想定しチームで行うプレゼンやライティングが多いように思います。確かに、授業を通して知識を得てもそれが実践の場で効果的に使えなければ意味がありませんし、授業内でこのような経験をすることが失敗をしたり、他の人からフィードバックをもらう機会になるので、それにより理解が深まり自分のスキルとしてマーケティングの知識を活かせるようになるのではないかと思います。

 

2. 治安、危険を感じたこと、トラブル等について

治安は良いと思います。もちろん夜中に一人で出歩くのは危ないと思いますが・・・。それは日本でも同じですしね。私は2年前にBIE programに4ヶ月間参加させて頂きました。その時はほぼ毎日パトカーのサイレンを聞いていたように思います。しかしここマードック(パース)でもう半年ほど住んでいますが数えるほどしかサイレンを聞いていません。その点で平和・のどかという言葉がマードックには似合うのかなと思います。なので、普通に考えて(日本とほぼ同じ感覚で)これはやったら危ないなと感じることをしなければトラブルに巻き込まれてしまうことはほとんどないのではないかと思います。しかし安心しきらずに、ある程度緊張感を持つことオススメします。

 

3. 自由テーマ James’s Help

留学中に直面する大きな問題がやはり語学力だと思います。私自身、語学力に自信があってマードックに来たわけではありませんでしたし(むしろ不安ばかりでした)、そろそろこちらでの生活が7ヶ月になりますが、まだまだ苦戦していますし毎日悔しさや自分の勉強不足を感じています。

そんな状況の中、日本からの交換留学生に用意されているHelp classを紹介します。マードックと日本の大学との留学プログラムに関係しているマードック側の人は、龍谷で言う国際部の人(実質やり取りは日本からの書類などの手続きのみ)、マードックで日本語を教えている日本人の先生2人、そして題名にもあるJames(写真)です。Jamesはマードックの先生であり、日本人留学生のコーディネーターであり、マードックのfirst year adviserという肩書きを持っています。first year adviserとは、1年生の様々な質問(主には履修・アカデミックライティングなどだと思います)に答える人のことです。各学部にこのような役職の人が2〜3人いるようです。Jamesは日本の歴史を研究しており、日本に住んだ経験があり、奥さんが日本人です。なので、日本人が犯しやすい英語のミスや母語とは違う言語でなにかを学ぶことの難しさを理解してくれます。前期は授業の他に週に1回1時間、日本人留学生向けにその週の授業内容を話し合ったり、簡単な英語のエクササイズ(主にスピーキング)がJamesによって持たれていました。後期はそれぞれが違う授業を履修しているので、それぞれ違う時間に30分ほどJamesとのミーティングがあります。他の人はどうかわかりませんが、私はJamesとその週に習ったことを話して自分がどの程度理解できているかを確認し、あとは雑談などをしています。またエッセイの課題があった時は、提出する前にそのミーティングとは違う時間にアポを取りJamesに文法や語彙などのチェックをしてもらっています。そのおかげでライティングのミスはだんだん減ってきています。マードックにはこのような日本人留学生へのサポート体制があります。

経営学部スポーツサイエンスコース5回生 D.S