Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2011年3月号 文学部 K.A

1.授業紹介①(受講している科目について)

FDN110: Australia in Asia

このユニットでは、オーストラリアの視点から見るオーストラリアとアジアとの関係を学んでいます。内容には文化、政治、経済、環境などが含まれています。またこのユニットはMurdoch大学の1回生が必ず取らなければならないファンデーションユニットの一つでもあり、レクチャーやチュートリアルを通してアカデミックなスキル、主にエッセイの書き方について学びます。授業は、レクチャーが週に1度2時間、チュートリアルが週に1度2時間です。

AST102: Introduction to Asian Cultures

このユニットでは、アジアの歴史や文化について学んでいます。日本の文化や歴史についても頻繁に出てきます。内容が細かいことが多いので、予備知識がないと難しいと感じると思います。自分自身も理解できない部分が多いのですが、このユニットはこちらの大学で日本語を勉強している現地の学生が多く受講しているので、時々助けてもらったりしています。授業はレクチャーが週に2度、各1時間、チュートリアルが週に1度1時間あります。

EGL151: English Language Studies

このユニットは日本人留学生にとって必修であり、アカデミックなライティングスキル、特にエッセイの書き方について学びます。今回のこのユニットの担当の先生は、日本人留学生のアドバイザーでもあるので私たちのことをよく理解してくれているし、内容もわかりやすく他の2科目に比べると簡単だと思います。授業はレクチャーが週に1度1時間、チュートリアルが週に1度2時間あります。

 

2.カルチャーショックについて

オーストラリアに来て特にこれといったカルチャーショックはありませんでした。強いて言うなら、過去の留学生の方たちが言っていたようにほとんどのお店が5時に閉まってしまうことです。また大学の周りには何もないので、どこに行くのもバスや電車を利用しなければなりませんし、車があればホントに便利なのになぁと思います…。(もちろん留学生の運転は禁止ですが) 

3.自由テーマ: 授業について

上記で科目の紹介をざっくりしましたが、ここでは授業の形態について書きたいと思います。Murdoch大学では授業はレクチャーとチュートリアルがセットになっています。レクチャーは、科目にもよりますが、20人~100人の生徒が大きなレクチャールームで先生の講義を聞きます。そして生徒は先生の講義を黙々とノートに取るといった感じです。チュートリアルは、少人数の生徒と担当の先生でレクチャーやリーディングの内容をディスカッションします。チュートリアルは、内容理解を深めるためのものなので生徒が中心になってディスカッションをします。私は日本ではチュートリアルのような授業形態を経験したことがなかったので、本当に苦労しています。他の生徒が何を言っているのかは理解できるのですが、いざ自分の意見を求められると発言ができないことがほとんどでとても悔しい思いをしています。また、どの授業も毎回多くのリーディングをこなさなければなりません。難しい英語で難しい内容が書いてあるときは、もう本当に泣きそうになります。それでもやらなければ授業についていけないし、ほとんど毎日図書館に通って勉強するのが当たり前の生活になってきました。こちらに来て約2カ月が経ちましたが、やはりまだまだ勉強は大変です。しかし、苦労するためにMurdoch大学に来たのだと自分に言い聞かせながら頑張っています。