Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マードック大学
2012年6月号 経済学部 R.K

<試験のこと>

まず、試験前の準備期間があり、それは日本の大学と同じと考えてもらって構いません。一週間の準備期間の中でテストに向けてひたすら見直し、復習をしました。テストの日程自体は完全にその科目次第なので、事前に日程をチェックしなければなりません。今回の場合は、うまく2日、3日おきにあったので毎日テスト、ということがなく助かりました。その科目によっては事前にテストの問題が与えられるものもありました。ただ、その問題は選択した質問に対してショートエッセイで答えるものだったので、質問の答えを見つけ、さらに文章で表すという2段階で勉強しなくてはならなかったところが大変でした。試験は一つの科目につき2時間くらいで、問題に対して自分の意見や考えを文章で回答するものがほとんどです。ここが日本で受けた期末試験と違って難しいところだと思います。一つの問題に対して自分の意見を交えて、かつ端的に回答しなければならないところが本当に難しかったです。仮に質問に対する答えがわかっても、それに対してうまくエッセイやパラグラフで説明できなければ十分とは言えません。そういった意味で、授業の理解度はもちろん、どれだけ自分の考えをまとめて表現するか、またライティングの練習をするかがとても大事になります。実際私も、何度も同じような文法を使ってしまったり、日本語にぴったり合う単語が思いつかなかったりと、悔しい思いをしました。

 

<余暇の過ごし方>

とても忙しかった勉強期間とはうって変わって、とてものんびりした休みが与えられます。1日がとても長く感じられて、頑張って勉強した甲斐があったと感じています。私はレポートを書いているこの時点でまだできてないのですが、人によっては東南アジアや近くの観光スポットに短期間旅行することも可能です。日本へ行くオーストラリアの友人もいます。また、短期集中の授業を受けることも可能です。10日間ほど授業を受けられ、単位もしっかり認定されます。それは任意なのでもし時間があって興味があれば受けてください、といったものです。私自身は基本的に友人とのんびり過ごしています。夜中はサッカーを観戦し、その次の日はシティー街に出かけて日本食を満喫したり、映画を観たりといった具合です。パースシティーに遊びに行くことがあまりなかったので、少しずつ知ることができてとても楽しいです。近くの町に探索しに行くもよし、ゆっくり家で本を読むもよし、とにかく忙しくてできなかったことが何でもできるので、勉強からすこし離れて、ゆっくり過ごせるのがこの休みの良いところかなと思います。ただ、飛行機に関してはもちろん予約しなければならないので、もし旅行に行きたければ休みの前にどこに行こうかと気にかけたほうが良いかも知れません。

 

<自由テーマ>

ここでは簡単にこの前期を振り返ってみたいと思います。まずは2月、この時期は新しい人に出会って、色々なイベントに参加して、ここでの生活の基盤をつくる時期だったなと思います。寮での生活からすべてが新しく、緊張の毎日でした。次に3月、この時期は授業が始まり慌てふためいて毎日がとても大変だった印象です。しかし、新しくできた友人と一緒に勉強して、助けられて、毎日がとても楽しかったです。そして4月、このあたりになるとそろそろ授業やチュートリアルの内容がわかってもいいのでは、と自分の中で焦ってしまって、うまくできている自分と、もう少しこうあれば、という自分の中で不安になった時期だったかなと思います。しかしそれも友人と出かけ、一生の楽しい思い出を作り、うまくスイッチを切り替えたのが印象深い月でした。そして5月、この時期は最後のエッセイや、迫る期末試験でとてもストレスの溜まる厳しい月でした。しかしその反面、授業の内容やチュートリアルの会話が以前よりも聞き取れていることが実感でき、必ずしも悪いだけの月ではなかったと思います。最後に6月、この時期は何よりもまず、期末試験です。本当にプレッシャーがかかり、勉強すればするほどまだまだし足りないと不安に感じてしまいました。4月後半~6月前半までが私の中では少し辛い時期でした。ただ全体を振り返ってみると、明らかに周りの人たちの言っていることが前よりわかるようになっていることなど、自分の中での進歩も見ることができ、素晴らしい前期を過ごせたのかなと思います。