Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ディーキン大学
2018年8月号 国際学部 C.M

<現地の学生、友人について>

ディーキン大学の学生は、多くの留学生を受け入れていることもあり、多国籍です。しかも、オーストラリアの人は様々なバックグラウンドを持つ人が多く、「国籍はオーストラリアだけど、血縁ではアジア系である」というような人や両親が移民であったり、ハーフであることが普通の文化です。こちらの人はLGBTや人種への受け入れに寛容で、オーストラリアの多国籍文化の発展が見て取れます。

ただ、大学においてでは「やりたいこと重視」であるため、個人で行動している学生が多いです。そのため、ディスカッションやグループワークを通してでないと、なかなか話しかけ辛いと感じました。一度打ち解けると、その後もしゃべりかけてくれますが、週一回しか会わなかったり、アルバイトの関係でなかなかコミュニケーションをとりにくいという難点があります。しかし、彼らのまじめに課題に取り組む姿勢や、メリハリのある行動は見習わなければならないと日々感じています。

アジア系の留学生とは気があったり趣味があうので、私の友人はほとんどがアジア人です。語学学校で毎日一緒にいたベトナムと中国の女の子は、コースもレベルも全く違うのに、いまだによく遊びに行きます。私たちは3人とも留学生としてきており、やはりオーストラリアの子と友達になりたいし、しゃべりたいのでシティで毎週行われるLanguage Exchangeというコミュニティに参加して、英語上達を目標にしています。
「積極性」はコミュニケーションにおいて絶対条件であるということ、相手の「バックグラウンド」を知ることがいかに大切かを身をもって体験しています。


<現地のツアーについて>

今回初めて一人で現地ツアーに行ってきたので、そのことについて書こうと思います。オーストラリアは土地が広く、車がない人はツアーで行くしか手段がないところも多いため、現地ツアーは比較的安く、頻繁に行われています。

私が参加したのは「二泊三日のウルルツアー」です。これにはウルルのサンセット・サンライズ、カタ・ジュタとキングスキャニオン散策、アボリジニ文化体験がすべて含まれているものでした。そこでは人生初のキャンプも屋外キャンプも体験しました。さすがオーストラリア観光の目玉「ウルル」は、迫力が違いました。その中にも神秘的な雰囲気があり、アボリジニの方の話を聞きながら散策すると、ウルル観光について考えさせられました。またツアーグループでであった人たちも全国から来ており、毎晩火を囲んでのおしゃべりの時間は貴重でした。

このツアーは「エコツーリズム」に分類され、自然保護や景観維持についてや、ユニークな動植物の知識などをガイドさんが教えてくれました。1グループに一人ガイドさんが付き、その人が車の運転から食事の準備までしてくれ、まるで家族旅行をしているような雰囲気が、日本の少しビジネス色が強いツアーと違う点かなと感じました。また、ガイドさんによって、得意分野が違うようで、私の担当者は植物の知識に富んでいましたが、違うグループの人は、地層に強い人でおもしろいなと思いました。

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