Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ディーキン大学
2018年6月号 国際学部 C.M

<試験について>

EAPクラスは、スピーキング、リスニング、ライティング、リーディングの4技能テストで評価されます。

今回はなかなかヘビーだったEAP4の試験について書こうと思います。5週間のうち、テストが始まるのはだいたい3週目なのですが、EAP4は1週目からスピーキングテストがあります。EAP4はなんとスピーキングテストが3回もあるのです。難しかったのは、パワーポイントを使ったプレゼン形式ではなく、スピーチ形式であったことです。しかも、その内容は自分がエッセイで書くテーマに沿った論文の紹介でした。3つの関連した論文を見つけ、各スピーチごとに1つずつ内容紹介をしていくのですが、どの点が残り2つの論文と相違しているか、専門用語をいかにかみ砕いてわかりやすく説明できるか、内容をしっかり把握し、かつテーマとどのように関係しているのかなどについて、10分間しゃべらないといけませんでした。もちろん、口ごもったりメモに頼りすぎると減点対象になりますし、成績の3分の1を占めているのでとてつもない緊張感がありました。私は、日本語でさえ10分もスピーチしたことがなかったので、不安でしたが何とか乗り越えました。

また、リスニングも大変で、10分ほどあるTEDトークをみて問題を解くものと、3人の会話文をきいて答えるものの2パターンあり、どちらもたった一度しか聞くチャンスがありません。大学のレクチャーを意識したテスト内容で、ついに大学で講義を受けるのだという緊張感と語学力の甘さを痛感する試験でした。

<メルボルンのイベント>

メルボルンは、イベントの街といっても良いほど、毎日のようにイベントがあります。規模は、シティ全体にわたる大きなものから、小さなコミュニティのものまで幅広く開催されています。各国のイベントもあり、中国やインドの新年を祝うものはたくさん観光客がいて賑やかでしたし、私は参加していないのですが、日本のコミックイベントのようなものがあったみたいです。また、多くの体験型イベントが週末に行われ、しかも無料で参加できることもポイントだと思います。

私が6月中に参加したイベントは、本格バリスタ体験、Mind Body Festival、コリアンダーイベント、そしてWinter Night Marketです。私が参加したバリスタ体験は、バリスタ専門学校が主催したもので、コーヒーの基礎知識からバリスタの年収まできけて、さすがカフェの街だな、と感じました。メルボルンは食に関するイベントが多く、代表的なのは夏と冬に開催されるナイトマーケットですが、コリアンダーイベントのように小さな団体で、コリアンダー好きが集っただけのものも、個性的で面白いです。もちろん食以外もあり、このMind Body Festivalは瞑想、ヨガ、占い、デトックス、フレグランスといった、人間のリラクゼーションを追求したイベントでした。

ターゲットを絞らず誰でも楽しめ、また貴重な体験による思い出作りができるイベントの数々はメルボルンの大きな魅力であり、観光戦略でもあります。メルボルンの魅力探索を続け、多くのことをもっと吸収していきたいです。