Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ディーキン大学
2015年9月号 国際文化学部 H.N

〇現地の学生、友人について

僕は現在GeelongのWaurn Pondsキャンパスに通っていますが、こちらのキャンパスにはオーストラリア人だけではなく、中国人やインド人などのアジアからの留学生も多く見られます。ほとんどの留学生はWaurn Pondsキャンパスのメインの学部である工学部に所属しているようです。

僕はFaculty of Arts (人文学部)に所属していますが、こちらの学生は授業・勉強に対する意識がかなり高いと思います。講義中でも教授に質問する生徒も多くいますし、Tutorialではほとんどの学生が積極的に発言しています。講義中に私語をしたり、居眠りをしたりしている生徒は未だ見たことがありません。

また、図書館でも毎日のように多くの学生が勉強しています。パソコンが設置されてある席もありますが、図書館が開館するとすぐ満員になります。土日でも多くの学生が図書館で課題やレポートに取り組んでいます。

〇授業について

今回は僕が履修している授業を紹介しようと思います。

1. ASP102-World Religions

この授業では、ヒンドュー教、仏教、ユダヤ教、キリスト教、イスラム教の歴史や哲学を学んでいきます。この授業は哲学専攻の生徒のための授業なので、主に各宗教の哲学・思想が内容の中心です。

2. AIH108-The World After The War:1945-1991

この授業は歴史学の授業で第二次世界大戦後の冷戦下の世界の出来事について学習します。様々なパースペクティブから歴史が語られるので、ある事象についてどのように、どの角度から語られているのかを理解することがこの授業のポイントだと思います。 内容としては、冷戦の始まりから、共産主義・社会主義国の政策、東南アジア諸国の独立、ベトナム戦争、中東問題、冷戦の終焉(社会主義国の衰退・ソ連の崩壊)などがカバーされています。

3. AIR242-Theories of International Relations

この授業は国際関係学の理論の授業です。Realism, Liberalism, Neo-realismなどのメジャーな理論から、English school, Marxism, Critical theoryなどを学んでいきます。それぞれの理論が国際社会で起きている事象についてどのように分析しているかという事を主に学習します。また、それぞれの理論の長所・欠点を理解することもポイントです。

履修している授業は3つだけですが、課題やエッセイがとても多く、自主学習が欠かせません。正直なところ、授業の内容を理解するのには時間がかかります。リーディングの文章も今まで読んできた英文とは違い、難易度が高いです。エッセイを書くにあたっても、初めに文献を読んで、ストラクチャーを考え、エッセイを書くというプロセスがあるので、かなり時間がかかります。参考文献の引用に関しても厳しく採点されるので、提出する際には何度もチェックする必要があります。

分からない事や困った事があった時に教授やTutorに質問すれば、丁寧に対応してくれます。エッセイの参考文献の検索に行き詰った際でも、図書館員の方に相談すれば、トピックにあったデータベースや参考文献を探す際のコツなども教えもらうこともできます。

 

図書館の様子