Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

マサチューセッツ大学ボストン校
2018年11月号 国際学部 R.U

カルチャーショックについて

今回の留学は二度目のアメリカ生活で、カルチャーショックはあまり受けていないので、私が感じたアメリカの良い点と不便だと思う点を挙げたいと思います。

アメリカで良いなと思う点の一つは、非常にフレキシブルな点です。レストランでもどこでも、マニュアルに縛られずにその場その場に合った対応をしてくれます。例えば、大雨の日にバスを逃した時には、バス停ではないところでも拾ってくれたり、逆にバス停のないところで降ろしてくれたり、小銭が足りなかった時には料金を割引してくれたり、レストランでメニューに迷っていると二つのメニューを組み合わせてくれたり、量を少なくする代わりにサイドに何かをつけてくれたりと、これまでに何度もこのような柔軟な対応を経験しました。日本でも個人経営のお店であれば、そのような対応をしてくれるところはありますが、アメリカではチェーン店でもしてくれます。マニュアル通りにするのはとても簡単で、管理もしやすいと思いますが、機械的な対応になりやすく、その点、アメリカでは対応に人間味があって良いなと個人的に思います。

二点目は、たくさんの価値観に出会うことができること、そしてそれぞれが違った価値観を持っていることへの理解が日本に比べてあるなという印象を受けます。自分の考えや、個性を発現しやすい雰囲気があって、とてもいい風潮だなと思います。例えば、LGBTQ+コミュニティーの人が発言する機会も多く、街を歩いているとレインボーフラッグをよく見かけます。お店でもレインボーフラッグのついた商品やLGBTQ+に関する商品をよくみかけます。キャンパス内でもLGBTQに関するトッピックは様々な授業で扱われていたり、校内でキャンペーンなどをしていたりと、日本に比べて、自分たちの考えを表現、発信しやすい環境なのかなと感じます。そして社会全体としてサポートしているようにも思えます。パブッリクのお手洗いで、男性/女性専用トイレの他に、男性と女性のマークが合わさった共用トイレが設置されているところも多く見かけます。(勿論、それらに良い印象を受けない人たちがいるのも確かですが…。)

不便な点は、全体的にパンクチュアルではないという点です。ニューヨークで予約していた空港行きのリムジンバスが時間を過ぎても来ないので、受付に確認をしに行った際には、“まだたった15分しか過ぎてないよ。もう少し待ってみて。それでも来なかったら電話するから”と言われ、時間通りに来ないことはそこまで時別なことではないのだなと改めて感じました。公共交通機関も時間通りには来ないので、常に30分以上の余裕を持って行動するように心がけています。

 

ボストンキャリアフォーラムについて

11/9から11/11にかけてボストンキャリアフォーラムが開催されました。私は事前応募をしていなかったので、日本語と英語のレジュメの両方を持って本番に挑みました。英語のレジュメは大学のキャリアセンターで添削をしてもらいました。1日目は、企業の説明を聞き、気になった会社にウォークインでレジュメを出しました。ウォークインでレジュメを出すには、基本的に20〜45分の企業説明を聞かなければならないので効率が悪いです。事前応募をしておくことをお勧めします。1日目は、午後にどうしても出なければならない授業があったので、一社だけグループ面接を受けました。夜は、面接を受けた企業からディナーの招待を受け、ディナーに参加しました。企業の雰囲気がよくわかりとても良いシステムだなと思いました。

二日目は、もう一社とても気になる会社の面接を受けました。ウォークインからのスタートだったので、ボスキャリ後にもスカイプ面接などを重ね、現在は適性検査の受験段階です。ボスキャリ内で幾つもの内定を取った人たちは、事前応募から、入念な準備をしていた印象を受けます。

ボストンキャリアフォーラムでは、アメリカの大学に在籍している生徒だけでなく、世界各国から、また、日本からも大勢の留学経験者が来ていました。日本人だけでなく、日本語を外国語若しくは第二言語として話す人たちも多く見受けられました。グループ面接の内容も、世界で様々な経験をしている/してきた人たちとするのでとても多様で、日本での面接では経験できない面白さがありました。会場は、日本語と英語が混ざり合った活気のある空間で、とてもいい経験になりました。是非、参加してみることをお勧めします。

(写真撮影が禁止だったため、写真がありません。)