Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

東テネシー州立大学
2015年9月号 国際文化学部 F.A

・環境について

大学内の建物は赤レンガ作りが基本で,龍谷大学の深草キャンパスのような建物がたくさんある感じだと考えてもらえればいいかと思います。広さはおよそですが、深草キャンパスの5倍以上あるのではないかと思います。それでもアメリカの大学ではむしろ小さいほうの大学であるそうなので驚きです。この東テネシー州立大学があるジョンソンシティはかなり田舎で、車がないとどこにも行けません。やはりアメリカ(主に田舎の方)は車社会で、キャンパスに住んでいる人のための駐車場や、スタッフや教職員のための4階建てのガレージなどがあり、いたるところに車があります。しかし、キャンパス内には緑がとても多く、リスなどの野生生物が毎日のように見ることが出来ます。キャンパス内でもキャンパス外でも共通して言えることは、建物と建物の間隔がとても広いことです。だいたい日本だと土地があまりない分、縦に長い建物を作り、横幅がなくても場所をたくさん取るというスタイルが一般的ですが、アメリカの場合は土地があるため、一家に1つ、庭とガレージがあるのは当たり前のような感じです。しかし、これもまたアメリカの田舎ならではの特徴であると思われます。そして大学内で私が主に使用する建物は、寮、図書館、スポーツジム、授業のある建物、の4つです。図書館には、夜通し勉強する人のためにLate Night Studyという場所があります。パソコンやコピー機など基本的な設備は龍谷大学の図書館と同じと考えてもらえればいいかと思いますが、図書館の中にカフェがあり、飲食が禁止されていない所が大きな違いかと思います。ジムに関しては、学生証があれば、ランニングマシーンなどの最新の機械すべてやプール、ロッククライミングなどが自由に利用出来るので、わたしもたまに利用し体を動かしています。

・食事について

大学が提供するミールプランを取っている人は、それを使いマーケットプレイスと呼ばれる食べ放題式のところで食事を取っているそうです。ミールプランを使ってマーケットプレイスに入ると1回7.5ドルの食事が5.5ドルになるという、かなりお得なプランです。さらにマーケットプレイスはとてもたくさんの種類の料理があり、サラダやフルーツ、パンやピザ、モンゴリアンフードなどがありますが、食べるものに気を付けて、適量で抑えないと、食べ放題ということもありすぐに太ってしまいます。わたしも1度だけそこに足を運んだことがありますが、なんでも食べ放題で少し食べ過ぎてしまいました。また、ミールプランを取っている人は、マーケットプレイス以外でも5.5ドル分の食事をさまざまなところで取ることが出来ます。例えば、日本でも有名なサブウェイやスターバックスなどで使うことが出来ます。私の場合、ミールプランは取っていないので自分で料理をしなければならないのですが、私の住んでいる寮から食料品を安めに買うことが出来るスーパーが近く、よくそこで買い物をして、寮の共同キッチンで料理をしています。たくさんの人が住んでいる寮なのでうまくタイミングを見計らないとキッチンを使えない時が多いので、少し不便だと感じることもありますが、私の場合、そんなに頻繁に料理をしているわけではないので十分だと思っています。学校が始まった最初の1週間あたりはいたる所でパーティーが行われており、よく無料で振る舞われている食事を、友達と一緒に食べたりおしゃべりしたりしていました。また、クリスチャンの団体が毎週火曜日のランチタイムに食事を無料で振る舞ってくれるなど、意外と料理をする機会も少なかったりしています。しかし、やはり苦労するのが味覚についてです。極端に言うと、アメリカの食事は甘いかしょっぱいかの味付けしかないのではないかと思うくらい、何もかも味が濃いです。さらに、ここの人たち(アメリカ南部に住む人たち)は砂糖がいっぱい入った紅茶を飲むのが主流らしく、アメリカに着いて、ホストファミリーにそれを飲ませてもらった時は甘さと驚きで何もいえませんでした。味覚に関しては、まだまだ慣れそうにありません。