Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2017年3月号 国際文化学部 A.O

<現地の学生、友人について>

授業を受けていて感じるのは、アメリカ人だからといって、みんながみんな積極的に授業に参加するわけではないという事です。質問や発言をするのは決まった一部の人であり、10人で受けている小人数クラスでも、授業中ずっと携帯を触っている人もいます。授業中の学生の雰囲気は日本とあまり変わらないように思います。ESLのクラスでは全員が毎回授業に参加していたけど、学部の授業では授業にあまり来ないという人も多くいます。板書を紙媒体ではなく、パソコンで取っている人が多くいることに驚きました。また、自分の将来の目標をしっかり持っている学生が多いと思います。人気のある職業は教師だと聞きました。私は就活中なので、目標のある人たちの話がすごく参考になっています。

 

<春休み期間>

春休みは近くの教会主催のミッショントリップに参加しました。10日間アリゾナ州でアメリカが受け入れている難民についての現状を知り、ボランティアに参加しました。難民の人たちはしっかり仕事もしていて、英語圏以外の国から多くの人が来ているにもかかわらずみんな英語が上手だと感じました。ソマリア、インド、スーダンなど今までに出会ったことのない人々と話す機会を持ち、自分の生活からは想像もできない苦しい危険なアメリカに来る前の生活について聞くことができました。自分が苦しい状況であっても、他の難民のQOLが少しでも向上するように努めている人も多くいました。子供たちはアメリカの方が安全で良い暮らしができたとしても、自分の国が好きだし帰りたいと言っていて驚きました。また、様々な国の料理を食べる機会もありました。ソマリア料理は魚、鳥、ラムがメイン主な食材で黄色いごはんと野菜と食べます。また、ソマリアのお茶はとろみがあって不思議な味でした。他にも、様々な宗教に触れる機会がありました。ムスリム、ヒンドゥー教、キリスト教などです。実際にヒンドゥー教の寺院を訪問し、仏教と似ている部分が多くあり驚きました。平日のお昼でしたが、多くの参拝者がいました。宗教と一言で言っても、宗教の関係で国から命を狙われている人がいたり、家族と一生会えない人がいたり受け入れがたい現状を見てきました。自由な時間にはプールパーティをしたり、グランドキャニオンにいったりアリゾナの自然環境を楽しむことができました。一緒の行動したアメリカ人学生達は運転で疲れていても、積極的に難民の人たちと話し、留学生にも気を配ってくれ、自分の将来のために行動していてすごいだけでは表せない感情を持ちました。有意義な最後の長期休みになりました。