Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2017年3月号 国際学部 S.H

現地の学生、友人について

私が普段学部の授業を受けていて現地の学生に対して思うのは、授業に対してとても積極的だということです。授業中に先生が説明しているとき少しでも質問があれば手を挙げる学生も多いです、日本にいたときは私を含め授業後に質問に行くという人の方が多かったです。さらに当たり前ですが、誰も居眠りをしている人はおらず常にペンを動かして先生が言った重要なことをノートに書き留めていました。なぜここまで必死かというと、毎日膨大な量のリーディングや課題、週一回はある小テストなど普段の授業をしっかり受けていないと全くついていけなくなるからです。私が取っている授業は一回50分の授業で一つのチャプターがほとんど終わるという速いスピードなので一回授業を欠席しただけでも追いつくのはかなりしんどいです。学生の多くは本当に勉強をしたくて来ている人も多いのも授業に積極的な理由の一つだと言えます。私の周りの友達の中には、4年制大学に入学する前に2年制の短期大学を卒業してから今のMSSUに来ている人もいます。その友達の話によるとアメリカの大学は卒業するのがとにかく大変らしいので十分な知識を蓄えてからこの大学に来たそうです。さらに将来いい仕事に就くためには今は一生懸命勉強しないといけないという気持ちが大きいみたいです。そして現地の学生を見ていて一番驚いたことは学生の年齢層が広いということです。日本では大学生といえば20代前半が多いですが、ここでは40-50代の人も多く一度就職してから再び勉強したくて大学に通っている人もいます。このように色々な多様性の学生たちと一緒に勉強できる環境はとても貴重でその人たちから学べることもたくさんありいい刺激になります。

 

留学生活も残り2か月

今は中間テストの時期でこれを終えると1週間ちょっとの春休みに入ります。そして帰国まで残りちょうど2か月となりました。ここにきてすぐの新しい環境に慣れるまでは一日が長く感じていましたが、生活に慣れ始めてからは毎日が一瞬で過ぎていきました。僕は留学に来る前から学業と遊びの両立を目標にしていました。学校で机に向かってするだけが勉強ではなく、ここでできた友達とどこかへ出かけたりして新しい経験をしたりするのも勉強の一つだと考えています。せっかく留学に来て現地の人と一緒に生活しているのだから学校の勉強だけではもったいないと感じます。学業をおろそかにせず両立させるためには勉強は平日授業が終わってすぐ取り組むようにしています。基本的に授業が終わるとクラスメートと一緒にその日の授業の復習をしてから課題に取り組みます。それが終わると自由時間です、お互い映画鑑賞が趣味なので映画を毎回観ます。そして週に一回はその家族たちと一緒に晩御飯を食べながら会話するのが楽しみになっています。僕を本当の子供のように接してくれて学校での出来事や悩みも聞いてくれて留学中の孤独や辛さも彼らのおかげで乗り越えてくることができました。残りの日々を今までお世話になった人たちに感謝の気持ちを伝え続けていきたいです。