龍谷大学グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

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南ミズーリ州立大学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学

2012年4月号 文学部 H.T

レポート作成文学部 H.T

最後のレポートなので、この留学を振り返ってと、今後留学する人へのアドバイスを書きます。

 

今回は初めての留学、また海外に1か月以上もいるのは初めてだったので、留学する前に自分のなかで約束をたてて、それを守ろうと決意していました。人に頼らないこと、日本語を使わないこと、Short Storyを出版すること、展覧会に作品を出すこと、ダラケないこと。そして何より以前よりも“To be my own man”が目標でした。

人に頼った記憶はありません。もちろん、毎日掃除していただいていた方やカフェテリアで働いている方などには頼る一方でしたが、そのほかに誰かに頼った記憶はないし、頼る気もありませんでした。暑い日も寒い日もいつも自分で解決策を練り、それで乗り切れました。不便さを受け入れることも大切です。もし知り合いがなにかの体験でジャングルで先住民と少しの間住むことになった時、そこが日本のように物質面で揃っていたりして大した経験もせずに帰国してから自慢気に経験を話していたら、ものすぐ違和感があるはずです。それと同じです。だから初めから移動手段や物質面でも誰かに頼るのも嫌でした。日常とは違うリスクがあるから留学するのに、いざ留学してそのリスクを減らすことに熱心になるのはよくわかりません。

日本語もこちらでは話しかけられた時と、これから留学する方にアドバイスする時だけの5回くらいしか発していないはずです。家族とは3か月に1度ほど電話したくらいです。日本食も考えたこともありません。最初からそうするつもりでしたが、こちらに来る前にゼミの教授やまたFloridaから来ていた教授などに何度も言われたことは、”Hiromasa, just STAY AWAY from your own people”(今の学生にはとてもできないアドバイスだそうです。なぜなら日本人は“risky”なことを嫌います)でした。“Own people”とはアジア人、留学生どうしのことです。留学していて自分の国の人たちと固まっていたら、“it just doesn’t make sense”です。自分自身、そして自分の国のことを理解するため、そして言語を “in a different state of mind”の状態で学ぶこと、完全に自分をuprootedの状態にまで持っていくことがcrucialです。

Uprootedの状態の時の心は不安に満たされる時もありますが、そうゆう時が1番“自由”です。なぜなら、居心地の良い地面から浮いている状態であるし、どこにでも飛んでいけるflexibleな状態であることに気付くはずです。決して“comfortable zone”に居座らないでください。そこではいつも誰か励ましたり応援してくれたりする人がいますが、それは人を強くしないし、横や下を見て安心するかもしれないし、何より横列社会の原因です。いつも上を見て、距離があっても尊敬しあえる、お互いの存在だけでもinspireしあえる人間関係を築いてください。このことが授業についていくことなどよりも1番大切なはずです。

過去や現在の他人のマンスリーレポートは全く読んだことないし、また自分から経験者の話を聞こうと思ったこともありません。そうゆう準備よりも英語自体の力を伸ばしておくことと、“自分の国を離れて学べる”ということの意味を明確にしておくことが大切なはずです。そういうところが本末転倒しているから、日本はいくら物質面で恵まれていても、EuroまたIndiaなどより“backward country”です。自分自身で世界を体験してください。Traveling aloneはいつもcharacter buildingに様々な角度から刺激を与えてくれます。なぜならそこには常にunknownなものがあるし、多くの時に自分が不安であること気付くはずです。ガイドブックなどはいりません。みんなが行くような名所でも、自分が興味なければそこに行くのではなくて、どんどん裏道や細い迷路のような路地に入りこんで、そこに生きている人々と話してください。そういう経験が人のpersonalityの基盤を強くします。自由の女神を見てもそうゆう経験は得られません。自分の国から出ている時は、“foreignness”をembraceし、文化も異なる知らない人の中で浮き彫りになる自分のidentityをじっくり見据えてください。そしてどんどん失敗してください。“失敗を恐れずに、失敗から学ぶ姿勢”を学ぶ期間でもあると思います。何をしてでも失敗するし、そこから何を得るかです。

また、ダラけた記憶もないです。今まで以上に毎日がとてもinspirationに溢れていて、何より自分のやっていることに対していつもpassionateであれたし、頭の中はいつもideaなどで溢れていて、自分がどんどん成長していることが目に見えて感じています。ここに来てから300以上の作品を作れたし(展覧会にも3回出せたし、こちらのmagazineにも写真が載りました)、テキスト以外に25冊以上の本も読み、毎日Joplinの街を走り、雨の日は遠くまで歩きました。ただ“勉強”は1日1時間もしたことありません。しかし、自分の好きなことを大学で専攻しているならば“勉強”しなくていいはずです。もっとnaturalな形で自分が日常生活とシンクするはずです。

僕の場合はAmerican Literatureです。授業は自分の勉強していることなら普通にAもとれます、またクラスでもトップに行くこともできます。“留学生”として扱われたくもなかったし、授業で何か留学生として扱われた記憶もありません。最初から、クラスではTopにいるつもりでした。後半の授業でも、毎回授業の最後に締めとして発表を任されています。自分が信頼できる教授達から信頼を得ることは大切です。4月には前半でお世話になった教授が僕のお気に入りの本を手渡してくれました。Ralph Ellisonの“Invisible Man”です。

交換留学は10, 20 年ではありません。たったの10か月です。Homesickになっている暇はないはずです。Scuba divingをした後のような“新しい・いい経験をした”や“世界は広い、やっぱり日本が1番”で縮こまって留学を終わらせたくはないはずです。そして全てにaverageでいるより、何かにずば抜けた存在になってください。自分の知識は“武器”として使えないと意味がありません。“留学したこと”を武器にしないでください。留学は世界に出て自分の持ち合わせているものをrefineし、それで世界に挑む時です。時間は限られています。Stupid thingsに時間を費やしている暇はないはずです。周りに流されず、自分自身のspaceとtimeを重視して、この場で自分のindependentな面を育てあげ、自分の“style”にも磨き上げてください。自分を信じて突き進んでいれば、必ず素晴らしい人が目の前に現れます。そういう出会いを大切にし、その人たちから学んでください。

大切なことはいつも後々に突然訪れてくれます。そして自分以外の99.9%もの人が当然のようにしていることが正しいとは思わないでください。自分の道を進んでいれば、必ず笑い、けなす人、こちらが上手くいきだすと突然冷淡になる人もいます。でもそういうのはすべて関係ありません。0.1%の出会いを自分自身の存在のように大切にしてください。教授たちも含め、またJoplin以外にも大切な出会いがありました。その方たちがかけてくれた言葉はこの先もずっと心に留まるはずです。

“March on. Be strong. Use your intelligence like a weapon. Bring it out when the time is right. You will know. And never compromise. Never suck up. It’s not worth it and you will lose yourself if you do.”

もしもこの先もAmerican Literatureを大学院で勉強するならばもっともっと上の大学で学びたいです。まだまだスタートが切れてない感じがします。自分が今、そして将来やりたいことは2つしかないので、ただそれをやり通すのみです。そして世界の中でRevolutionaryな存在になりたいです。

最後にMissouri出身のMaya Angelouの詩です。

“I’m a black ocean, leaping and wide, Welling and swelling I bear in the tide. Leaving behind nights of terror and fear I rise Into a daybreak that’s wondrously clear I rise I am the dream and the hope of the slave. I rise I rise I rise.”

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