Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2011年9月号 文学部 S.N

現地に着くまでに日本とは違って飛行機が頻繁に遅れ、到着時間も予定とは違ってきます。ジョプリン空港に着くとまずMSSUの方たちが迎えに来てくれます。大学に着いた時は休暇中であるため、大学内の人の少なさに驚きました。私たちが着く時期は学校自体がまだ始まっていないので、カフェテリアが開いておらず、また車を使わなければ食料を買いに行くことも難しいので困りました。私の場合、たまたま通りかかったアメリカ人の男性が話かけてくれて、仲良くなり車で食事できる店に連れて行ってもらいました。今ではとても仲良い友達の一人です。初めの何日かは、食料と部屋に必要なものを集めることが大切なので、まず現地の人に話しかけることがよいかもしれません。ジョプリンの人たちはみんなフレンドリーなので、困っていると話しかけてくれるのですぐに仲良くなれます。

慣れない中、数日後にはオリエンテーションがあり、そこでは様々な国から来た留学生と対面することができます。初めは緊張しますが、一人ずつ自己紹介をしたり、相手のことを知るためにゲームをして英語を話す機会や留学生とコミュニケーションをとることが出来ます。その他は学校の中にはどのような施設があるかなど、担当の方の説明を聞いたりします。最初は全てが初めてなので説明を聞いても、なにがなんだか理解できないまま過ぎていきますが、生活していくうちにだんだん自分に必要な施設を使えるようになっていきます。例えば、ネットの使い方、ジムの中のアクティビティ、授業料の払い方、また校内や留学生対象の様々なアクティビティの説明などがあります。オリエンテーションでの説明は後々役立っていくので、話を聞いておくといいと思います。

ジョプリンの気候は日本ほどはじめじめしていませんが、気温も高く紫外線がきついように思います。街並みでまず思ったことは、たくさんの緑に囲まれているなあということです。私の日本での実家も交通の便が悪く緑もたくさんある田舎なので、ジョプリンも変わらないだろうと思っていましたが、予想以上に何もなく、学校外へ出るには、車が一番の交通手段です。はっきりいえば田舎の中の田舎です。でも私は田舎の景色や澄んだ空気などが好きなのであまりショックを受けることはありませんでした。驚くことといえば、芝生を歩けば数えきれない大きなバッタが歩くたびに飛び回ったことです。初めは芝生の上のバッタの大群に恐れていましたが、今では慣れて当たり前のように歩いています。

現在、校内の四人部屋のアパートメントに住んでいます。ルームメイトは全員アメリカ人です。初対面の時、これから英語を話すのが当たり前になるんだと感じた瞬間でした。アパートメントではルームメイトとコミュニケーションをとることがどれだけ難しいかということを知りました。文化も考え方も言語も違うため相手を理解して受け入れるまでに時間がかかりましたし、もっと仲良くなることがこれからの目標でもあります。

MSSUでの生活はまだ2ヶ月も経っていませんが、現地の友達、他国から来た留学生の友達、ホストファミリーと知り合い、充実した日々を送っています。平日は授業があり、カフェテリアで様々な国から来た友達と食事を取ったり、現地のスピーキングパートナーに宿題を教えてもらったり、自転車を借りて買い物に行ったりします。土日はほとんど予定が埋まり、facebookを通して呼びかけているアクティビティに参加したり、友達の誕生日を祝ったり、またホストファミリーと過ごしたりします。また3日間の休暇の時に友達とChicagoに行きました。ごく普通のことのように思うかもしれませんが、日々英語で上手く伝えられず恥をかいたり、呆れられたりとこのような瞬間悔しい思いをして、ひとつずつ学んでいくことができるので、自分自身強くなっていくことができます。一番大切なことは、友達をたくさん作って自分から行動して楽しむことだと思います。留学に来たからこそ、現地の人はもちろん、他国からの留学生と友達になって、知っていくことだと思います。現地の人が話す英語、留学生が話す英語、私たちが話す英語の全てを知って理解するということが、私が今最も望んでいることです。一人一人留学に来た目的は違うと思いますが、自分が知らないところで色々な人に支えられているということを忘れず感謝していくことが大切だと思います。