Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

南ミズーリ州立大学
2010年10月号 文学部 H.T

受講している科目は、「American Literature 2」、「Advanced Painting」、「World Literature」、「Writing」の計4つです。

僕の1番好きな授業は「American Literature 2」です。教授自身が深くAmerican Literatureを愛しているのが伝わり、こちらもさらに学ぼうという気持ちにさせてくれます。毎回の作者別に作品を読み、その作品について深く討論し、どのようにして文学作品を深く、クリティカルに読むかという点を養っています。日本のように作品を翻訳して内容を深く理解せずに終わるということはありません。教授はSamuel L Jacksonのようにユーモアにあふれていてとてもおもしろい人で、なにより「賢い」です。

「Advanced Painting」のOil Paintingで今は静物ばかりで少し退屈ですが、毎回の授業で様々な技術を学んでいることが感じられます。自分の部屋でも毎日作品を作り続けています。

どの授業のテストも誤魔化しがききません。かなり詳細なことを聞かれるので、勉強していないと0点というテストばかりです。しかし、1日に1時間も復讐や予習をすれば大丈夫で、Midterm GradeでもしっかりAをとれます(自分の好きな科目ばかりなので、学ぶべきことが自然に頭に入ってきます。科学など自分の興味のない科目では1日10時間勉強しても0点を採る自信があります。)

カルチャーショックというほどのものではありませんが、驚いたこととしては、アメリカ人の学生は、理解していなくても理解しているふりをしているということです。決して自分の無知を日本人のように表に出そうとしません。ほとんどの学生がすべてをマスターしているかのように教室で振る舞うので、クラスの中での自分の位置を見定めるのは難しいです。しかし、周りに惑わされずに自分のやるべきことをしていたら、普通にAはもらえます。できると思っていた学生がCやDをとっています。アメリカ人のようにアグレッシブに振る舞わなくても、深い知識と自信を持ち合わせていたら、十分ついていけるし、追い越せます。

Fall BreakにNew Yorkを訪れました。まず、高層ビルの多さに圧倒されました。Joplinのようにビルのない街に2か月もいたので、とても新鮮な感じがしました。ホテルを予約していなかったのでまずは、ホテル探しからのスタートでした。いつも旅するときは予約なしでも部屋を見つけることができたので今回も大丈夫だろうと思っていたら、痛い目にあいました。3時間もマンハッタンをスーツケースとともに歩いて、やっと部屋は見つけられたのですが、その日の部屋を確保することはできなかったので、次の日のチェックインまで外にいなければなりませんでした。まだ10月でそれほど寒くなかったのは幸いでした。夜のNew Yorkはとても活気に溢れていて、全てが輝いていて見て感じる光景や人々で溢れていました。歩くのに疲れたときは、スターバックスなどに入り休憩しながら人々をスケッチしていました。朝日がTimes Squareの広場に現れた時は思わず笑ってしまいました。残りの2日間は1日中歩き続け、「New York」を感じました。目標はNew Yorkのギャラリーで展示会を近いうちに開くことです。