Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ランガラカレッジ
2014年1月号 国際文化学部 T.T

<余暇の過ごし方>

留学前、たくさん友達を作って毎週末遊ぼう、スノーボードに行こうなど様々な計画を立ててバンクーバーにやってきた。しかし、そのほとんどが現実になっていないと5ヶ月経った今気付く。ランガラカレッジでの授業は、月曜日から金曜日まで毎日4時間のみではあるのだが、それ以外ほとんどの時間が宿題の時間として使わなければならない。ほぼ毎日3時間程度かかる宿題の量をこなさなければならないからである。それに加えて3週間に一度、チームプロジェクトが用意されており、それに費やす時間も作らなければならない。このようなスクールライフを送っていると、自ずと週末が休暇の日となってしまうのは言うまでもない。留学前描いていた週末の過ごし方とは全く異なる。このような環境で出会う友達は、もちろん私同様に多忙である。そのため、ランガラの生徒には自ら遊びにいこうと誘ってくる生徒は少ないと思う。ただ、学業に励む場としてはとても優れているのも確かである。中国人が大半を占めている(英語母語話者と出会う機会の少ない)カレッジではあるが、ほとんどの生徒が自分の将来を考えた上で通学しているため、勉強に対する意識が日本の大学生と比べると雲泥の差である。授業後、図書館に行くことは当たり前だし、休日にも図書館に通うことは多い。余暇の過ごし方をしいて挙げるとすれば、友達とコーヒーショップへ行き、授業やプロジェクトについてディスカッションしたり、宿題をしたりしている事だと思う。あまり楽しい生活をしているようには思えないかもしれないが、このような生活を出来る環境にいる事を、本当にうれしく思う。

 

<試験について>

まず始めに、ランガラカレッジではクラス分け試験がもうけられている。そこでの得点を持って、9段階あるコースに生徒は分かれる事になる。上位2つのコースは、大学への編入資格がもらえるプログラムであるため、とてもレベルが高い。IELTS6.5以上の英語力が必要であると言われている。次に、期末試験。7週間で1セッションが終わるので、最後の週の金曜日には毎回FINAL EXAMが用意されている。この試験は、全体の成績の約35%を占めているので合否にとても大きく関係する。試験はWRITING、LISTENING、READINGと3つに分ける事が出来、それぞれのクラスに合ったレベルの試験が行われる。それ以外にも、毎週WRITINGのコースワークやREADINGの小テストなど様々な試験があり、こちらも成績の約20%を占めているので大変重要である。ただ、試験の内容は共に難しすぎる事はなく、多少英語力に不安があっても授業をしっかり受けていれば出来る範囲の試験である。またWRITINGコースワークでは、採点後、書き直すことで点数を上げる事も出来る。ランガラカレッジのLEAPやSTEPプログラムは、ESLの生徒を対象としているので、大学で行われている試験のようなものではなく、日本の高校や中学校での定期試験に近いと考える。試験前にはしっかりと準備期間が用意されており、そこでの頑張りが大きく点数に反映される所はまさに同じであると思う。