Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

クワントレン・ポリテクニック大学
2011年9月号 国際文化学部 A.M

●オリエンテーションについて

オリエンテーションは2種類あり、9月からクワントレンに通う学生(主にレギュラーの学生)の為の大規模なオリエンテーション(参加必須)が1日、そしてもう1つは交換留学生の為だけのオリエンテーション(希望者のみ、有料$75)が1週間に渡ってありました。私は早く色んな学生と友達になれる絶好のチャンスや!と思い希望者のみのオリエンテーションにも参加しました。交換留学生は全体で40人ほどですが、このオリエンテーションには2つのキャンパスあわせて25人ほどが参加してました。私のメインキャンパスはリッチモンドキャンパスでオリエンテーションはもう1つのサレーキャンパスと合同の日もあったり別々に行われる日もありました。

前者の大規模なオリエンテーションは基本的なキャンパスライフについての説明、そして専攻ごとのグループに分けられてのキャンパスツアー(図書館や就職支援、ラーニングセンターなど)で各キャンパスごとに行われました。300人以上はいたと思います。後者の交換留学生の為のオプショナルオリエンテーションでは友達をつくり早くカナダの生活に慣れることが目的とされているため、近くのビーチにフィールドトリップしたり牧場に行ったり、また最終日にはバンクーバーで夏の間だけ開催されているPNEと呼ばれるサマーフェスティバルに行きました。この1週間の間にこれらのイベントを通して交換留学生たちはバスとスカイトレインの乗り方をマスターします。交換留学生は主にヨーロッパの国々(スイス、フィンランド、オーストリア、オランダ、フランス、デンマーク、アイスランド、など)またメキシコ、チリなど沢山の国から来ています。もう1つのキャンパスに日本人が3人ほどいるそうですがリッチモンドキャンパスには日本人は私1人だけでとても楽しく過ごしています。長期留学は2回目で、この留学期間中、英語上達のため日本人のいない環境にいたいと思っていたのでとても嬉しいです。

 

 

●環境について

私はカナダ人の友達の家にホームステイという形で住んでいます。食事は3食つきで1ヶ月$800($1=78円で計算すると62000円ほど)で日本で借りていたマンションの家賃よりも安く、カナダの料理はアメリカと全く異なり、また友達のお母さんは健康にとても気をつかっていてダイエット中でもあるので食事は野菜中心でとても美味しいです。前回のアメリカ留学7ヶ月で7キロ太り、1年で12キロ落とした私にとってはとても嬉しいです。このカナダ人の友達とは6月にクワントレンから日本に2週間ほどフィールドトリップに来てる時、京都最終日のフェアウェルパーティー時にたったの数十分で意気投合しお世話になることになりました。私と同時期に来たブラジルの高校生の男の子も一緒にステイしています。友達には大学生と高校生の弟が2人いて大学生の弟はモントリオールに住んでおり、また犬が2匹、猫1匹、鳥1羽と6人のたいへんにぎやかな家庭です。たったの1ヶ月でたくさんの親戚とも数々のファミリーパーティー、ディナー、ブランチで会い、カナダの人はとても優しいと毎日実感しています。数日後にはホストマザー(友達のお母さん)の知り合いの方のユダヤ教伝統ディナー(ユダヤ教の新年を祝うとても重要なイベント)に連れて行ってもらう予定です。

リッチモンドの環境は治安も非常に良く、また私の住んでいるところは学校までバスで15分ほどで、バスも10〜15分おきで走っています。バンクーバーのダウンタウンまでもバスとスカイトレイン(大体10分おき)で1時間もかかりません。天気について、気温は日本と似ていて湿気はありません。こっちに来た当初はとても天気が良かったのですが、ここ最近雨期に入ったようで来年の6月頃まで曇りの日が多く雨はしとしと降るそうです。

 

 

 

●自由テーマ→リッチモンドについて

私の住んでいるリッチモンドは非常におもしろいことが起こっています。中国人が人口の半分ほどを占めているそうです。週に2回は友達のライドで学校に行くのですが他の日はバスで行きます。バスに乗ると中国人の乗客のほうが多いことのほうが大半です。何故こんなに中国人が多いのかというと1つ目にRichmondの発音が中国人にはRich Manに聞こえるそうでお金もちになりたい人が来るそうです。2つ目にバンクーバーとリッチモンドを地図で見ると中国では縁起が良いと思われているドラゴンの頭に見えるからだそうです。これはホストマザーに教えてもらいました。また中国人はとても買い物が好きでリッチモンドに住んでいる中国人は比較的裕福な家庭が多いので、彼らをターゲットにしたのでは?と思うような大型ショッピングモールが数多くあります。何でも自分の行動範囲で揃うし1番大きいモールは学校の帰り道にあり、非常に便利でよく寄っています。中国人はショッピングがとても好きなんやなーっと日々実感しています。