Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

キングス・ユニバーシティーカレッジ
2013年2月号 法学部 C.U

授業紹介②

それぞれの科目は4桁の番号で分けられていて、普通1000番台の科目は1年生用で、2000番台以降の科目を履修するには1000番台の基礎の科目である一定のスコアが要求されます。なので、留学生が2000番台以降の科目を履修したい場合は特別に教授の許可が必要となります。また教科書についてですが、FacebookのUsed Textbooks for Sale (UWO)というページや学部ごとのグループページでも入手できます。

〈Clinical Psychology〉

Psychologyの2000番台の授業です。週1回3時間の授業で、教科書のチャプター2つ分をやります。内容はclinical psychologyの基本的な概念から患者の診断、セラピーやカウンセリングなどの処置、神経心理学や法医学的心理学などのclinical psychologyの中の専門分野などについても学びます。授業では事前にアップされるパワーポイントの空所を埋め、順次質問があれば発言していく形ですが、スライド数が多く授業の進行も早いため、ノートをとりながら解説を聞くのが難しいです。先生が時々意見を求めることはありますが、基本的にはグループワーク等はありません。

〈Religious Study〉

Perplexing IssuesというReligious Studiesの1000番台の授業です。週1回3時間の授業で、事前にアップされるパワーポイントのスライドに基づいて進められ、参考文献も教科書でなくオンラインで読めるようにアップされています。 この授業では“Can we ‘know’ God?”; “Do miracles really happen?”; “Is there morality without God?”; “Why is there evil in the world?”といった哲学的・宗教的な性質の問題に焦点を当て、神学者等の思想、著書などを通して学んでいきます。Mid, Final examの他に3回のShort Written Assignmentsがあります。

〈Writing〉

交換留学生は履修必須の授業で、週2回1時間と2時間にわかれています。毎回ライティングの技法(definition, narrative, comparison, argument, etc.)を使ったエッセイを読み解説を聞き、またはテーマに沿って話し合って、大体週に1つエッセイの課題が出ます。また、学期を通してfinal paperにも取り組みます。先生によって違うのですが、後期は与えられたテーマの中から一つ選んで授業で扱った技法を用いながらエッセイを書くというものでした。

 

余暇の過ごし方

平日は大体11時半から授業があり、3時半頃にひと段落するので、放課後や夜の授業がある日はそれまでの時間が自由時間です。時期によるのですが、課題やリーディングが積んでいるときは自室や図書館、カフェテリアで勉強し、余裕がある時はジムで泳いだり買い物に行ったりしています。メインキャンパスで学生用のイベントやJapanese Culture Clubのイベントがある場合は積極的に参加するようにしています。夜は友達の部屋に行ったり部屋に友達を呼んだりして、一緒に料理を作ったり映画を見たりすることも多いです。

週末は少し足を延ばして買い物に行ったりご飯を食べに行ったり、ダウンタウンのパブやバーに飲みに行くこともあります。基本的にロンドンは都会ではないので遊べるところもそんなに多くはありません。誰かの家でパーティをすることも多いです。最近は溜まった課題を清算するのに週末を使ってしまっているため、良くないなぁと思います。もっと平日の時間を有効に活用しなければと思うのですが、朝早いクラスがないのでどうしても遅く起きてしまいます。加えて最近は寒いので室内に籠りがちです。運動しなければ。

 

自由テーマ(イベントについて)

2月の初めに10th King’s Cultural Festivalという行事がありました。これは様々な国からのInternational Studentが各国の文化を披露し交流し合うというKing’sの一大イベントで、100名以上のパフォーマー、300人以上の観客が参加しました。Canadian Cultureのクラスをとっている留学生は国ごとにパフォーマンスかブース展示での参加が必須ですが、King’sにいる日本人は3人しかいないので、龍大からヒューロンに来ている子や他のキャンパス、校外の日本人の友達を誘って、11人でソーラン節を踊りました。1か月ほど前から練習していたのですが、本番は無事大成功でした。日本の伝統的な踊りの中で、どの国の人も見て楽しめそうということでソーラン節を選んだのですが、パフォーマンスを見てくれた友達や他のパフォーマーから、格好良かった、素晴らしいと褒めてもらい、すごく感動しました。みんなとのパフォーマンスが成功したことはもちろんですが、日本の文化をまたひとつ知ってもらえ、認めてもらえたことが何より嬉しかったです。

また2月の4週目、Family Day(祝日)からの一週間はReading Weekで学校が休みでした。土日を含めると16~24日が丸ごとオフになるので、旅行に出かけている人も多かったです。寒い時期なので暖かい南へ避難するのも、ウィンターアクティビティを楽しむのもいいと思います。ケベックシティで犬ぞりに乗ってきたという友達がいてとても羨ましかったです。

“The Legendary Soran”