Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ
2016年12月号 国際学部 T.W

・治安、危険を感じたこと、トラブルについて

普段、留学先のロンドンの町で生活をしていて治安が悪いと感じたことは一度もありません。以前、学校近くで爆破事件が起こったり、学校に脅迫状が届いたり、ということが起きたときは不安になりましたが、日本にいても何らかの事件は起きるので、これらのことで治安が悪いと感じることもありませんでした。その後、特に大きな事件は今のところ起きていません。ダウンタウンに治安が悪いと言われている地域がありますが、近づかないようにしていれば特に問題もなく、私自身行かないようにしています。ロンドンの治安は日本と差ほど変わらないと思います。

大きな都市へ旅行で行った時には、路上でチップを求める人を多く見かけましたが、声を掛けられるだけで、声を掛けられても恐怖を感じるようなことはありませんでした。多くの通行人が彼らにチップを渡すのを見たときに日本との文化の違いを感じました。

比較的安全な環境で生活していますが、数回寮で恐怖を感じたことがありました。それは寮内で警報の音を聞いたときです。恐怖を感じたのは私の気が小さいのも関係していますが、警報が鳴り響いたときには何が起きたのかとゾッとしました。警報の音が物凄く大きく聞いていて不快な音なので、余計に不安を掻き立てられました。警報が鳴った時は、外に避難誘導があり、消防車が3台ほど寮に来て大事になりましたが、幸いどれもボヤや誤報だったようで数十分後には寮内に戻るにことができました。

・授業について

ヒューロンユニバーシティはとても小さな大学で、学内で行われる授業もほとんどが少人数で行われます。日本と同じ12学期制で授業は1年通して行われる通年のものと、1セメスターのものがあります。今回は私が今学期受講した授業のうち2つを紹介します。

1つめはWritingの授業です。この授業は英語を母語としない留学生向けに開講されている授業です。授業では主に英語でのエッセイの書き方を学びました。記事や動画の要約の方法、エッセイの導入部分の書き方、引用の仕方など、この授業で学んだことは他の授業でのエッセイを書くときにも役に立ちました。

2つの授業はPerspectives on Japanという授業です。名前の通り日本について学ぶ授業です。私は初め、この授業をとる予定はなく、留学先に来てから登録したのですが、私がもつ視点とは違った視点から日本について学ぶことができたので受講してよかったと思っています。また、最後の課題は今まで書いたことのない長さのエッセイで、英語で文章を書く力をつけることができました。授業のトピックは文化、政治、経済、歴史と幅広い分野から構成されています。普段、日本で生活していて気に留めないことが授業で取り上げられることもあり、今まで知らなかった自国について学ぶことができました。