Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ
2014年3月号 国際文化学部 A.K

  1. 余暇の過ごし方について

 

Londonにはそう多くの娯楽がある訳ではありません。現地の学生たちの多くは週末、BarやClubに出掛けたり、友達同士で集まってPartyをしたりして過ごすことが多いように思います。私は授業の予習や課題を平日だけではこなせないことが多く、週末も図書館へ行くなどして勉強していることがほとんどです。

しかしそんな中でも、友達に誘われてPartyへ参加したり、House mateとどこかへ出かけたり、International activityがあればそれに参加するなどして余暇の時間を楽しんでいます。週末に出掛ける際よく行くのが、MasonvilleとDowntownです。Masonvilleとその周りには様々なジャンルの店が集まっているので、日用品や食品など必要なものを買いたい時に出向くことが多いです。また、このモールの中には映画館もあるので2回ほど映画を見に行ったこともあります。料金はTax込で12ドルほどと、日本の映画館よりも少しだけ安いです。DowntownにはCaféやRestaurantが多くあり様々な食事を楽しめる他、市場や公園もあるのでぶらぶらと散策するのも楽しいと感じます。また、Public LibraryやDollar storeという100均のような店もあり、時々利用しています。

また、Winter breakやReading Weekなど長期の休みの時にはJumbo Videoというレンタルビデオ店へ行き、映画のDVDを借りてきて見ていました。この店ではDVD旧作3本を7ドルで貸し出してくれますが、日本のレンタルビデオ店と比べるとやや割高かなという印象です。映画を見ることでリスニング力の維持など英語の学習にも繋がったので、映画が好きな私にとっては一石二鳥の余暇の過ごし方でした。

 

この留学先を選んだことを振り返って

 

こちらに来て約7ヶ月が過ぎ、留学生活もあと1ヶ月少しを残すところとなりました。留学生活を振り返り、Canadaを、Huron University Collegeを留学先に選んでよかったと感じたことを書いてみたいと思います。

まず、カナダは多様な民族や文化が共存しており、国家も多文化国家というポリシーを掲げていますが、私も留学生活の端々でそのことを実感しています。日本に暮らしていると、日常的に様々な民族が同じ町に暮らしていたり、異なる文化をそばで感じて生活するという経験はほとんど出来ないと思います。カナダという日本とは異なった特徴を持った社会の中に暮らしたことで、新たな視点から日本や世界を見てみることができました。そして、グローバル化が進む世界の中で自分たちのアイデンティティを保っていくことの大切さ、国や地域独特の文化を持っていることの貴重さを、カナダへの留学を通し改めて感じた気がします。

次にHuronを選んでよかったと感じる点は、やはり授業に関してです。Huronでは語学学校で受けられるような語学プログラムは開講されておらず、唯一留学生向けに開講されているWritingの授業も、CriticalなReadingやWritingを学ぶためのクラスです。他の全ての授業は現地の学生と同じ教室で授業を受け、同じ内容、同じ課題量をこなしていかなければなりません。これは英語力が不十分な私にとってはかなり大変でしたが、Huronはクラスの規模も小さく教授との距離も近いため、大規模なクラスに比べれば密接なサポートが受けられたこともあり、苦しみながらも何とか授業をこなしていけました。私が交換留学生だと知っていらっしゃる教授に、実際何度も授業中に助けていただけたことにはとても感謝しています。

私が私費留学ではなく交換留学を希望した理由の一つに、英語を学ぶのではなく、英語で何かを学んでみたいという思いがありました。Huronへの交換留学のおかげで、現地の学生と共に大学の講義科目を受講できるという貴重な経験をすることができました。授業の中で、自分の知識の浅さ、見識の狭さ、何より大学の学びにおける物事を「考える」ことの大切さに気付かされました。Huronでの授業を通し、新たな知識を得ただけでなく、自分のこれまでの学びや自分の考え方を見つめ直せたことが私にとっては一番の収穫だったと思います。

各国の文化を紹介する文化祭のようなものが行われた様子


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