Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ
2013年11月号 国際文化学部A.K

同じ11月の写真ですが、この一ヶ月の間に景色ががらりと変わりました。

 

1. 現地の学生・友人について

カナダに来て既に三ヶ月が経ちました。渡航する前から、こちらの学生は授業に対して積極的だと聞いていたのですが、実際にこちらで授業を受けてみるとそれを実感します。授業中にネットを開いてSNSなどをチェックしている生徒はこちらでも時折見掛けますが、私語をする生徒はほとんどいません。そして日本とカナダの学生の違いとして一番大きいと感じるのは、授業中の発言や質問の活発さです。日本では授業中に手を挙げて発言をしたり質問をする人は少なく、ディスカッションをしても議論になっていないことが多々ありますが、こちらでは毎回の授業で多くの学生が自分の意見や分からない点をはっきりと発言します。ディスカッションで生徒同士の意見が対立し、互いが譲らず議論が白熱することもあります。日本では「授業の流れを止めるのは悪い」といった日本特有の協調性が授業の雰囲気にあったり、間違いを恐れたりする人が多いですが、カナダでは「授業は学びの場」という意識が強いのではないかと思います。 また、HuronやWesternでは、留学生のために生徒同士の交流を図る機会がいくつか設けられていますが、交流面において私が一番いい方法だと思うのは、Clubという日本でいうところのサークル活動に参加することです。私は今Japanese Society Associationという日本に興味がある人が集まり、日本語の会話練習や様々なイベントを行うClubに参加しており、そこで様々な人と知り合うことができました。「日本」という共通の話題がある分、話のきっかけがたくさんあり会話も弾みやすいです。

 

2. 治安・危険を感じたこと・トラブルについて

カナダは治安のいい国として知られており、私もカナダを留学先として希望した理由の一つは治安の良さでした。実際にカナダで暮らしてみて治安は非常に良いと感じています。夜中に出歩いても特に危険だと感じたことはありません。しかし、Downtownに行った時に警察が人を取り締まっていたり、酔った人が暴れている現場を見たことはあります。また、知り合いのカナディアンの学生が不審者に出会ったという話をしていたこともあります。いくら治安が良いと言っても、やはり常周りに注意を払っておくことは必須だと思います。 また、以前昼間にDowntownで買い物をしていた際、急に見知らぬ女性に「食べ物を買うお金を持っているか?」と聞かれたことがありました。持っていないと答えると特に何か危害を加えることもなく去っていきましたが、少し驚きました。カナダの観光地ではこのような物乞いが多いと聞いてはいたのですが、Londonの町にもそのような人がいると思っていなかったので、いざ実際にそのような場面に遭遇すると焦ってしまいました。カナダでの暮らしも三ヶ月が過ぎ、慣れてきた部分も多いですがその分気を引き締めなくてはならないと感じています。