Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヒューロン・ユニバーシティ・カレッジ
2010年10月 文学部 A.F

授業について

私が取っているwritingとhistoryのクラスについて紹介します。まず、留学生用の唯一のクラスであるwritingは、文法などよりもエッセーの様式、文章の構造などに重点を置いています。このクラスは週に3回、1時間ずつあり、毎回小さな宿題などあります。また、小さなグループを作ってディスカッションなどもよくあります。クラスのほとんどが中国人留学生で、みんな同じ大学から来ているので少し馴染みづらい感じもしましたが、みんなすごくいい人たちです。

次に、historyです。わたしはworld historyという一番ベーシックなコースなので、少し広い教室で講義を受けています。クラスは1時間の講義が2回と、小さな教室でのチュートリアルが1時間あります。この授業は留学生向けではなく周りも全員カナダ人なので、最初は講義もぜんぜん聞き取れず、チュートリアルもずっとどきどきしている感じでした。ですが先生はとてもいい人で、オフィスにいくと丁寧に教えてくれます。また、唯一留学生ということで、逆にアドバンテージを得ている気がします。

カルチャーショックについて

カルチャーショックはいろいろありますが、一番驚いたのはレストランやお店に入ったときの店員さんの態度です。日本では“お客様は神様”という感じで、従業員が客の前で無駄話をしたり、業務以外のことをするのは禁じられていますが、こちらの人は、時間があればメールしたり、レジで並んでいても無視して店員同士でしゃべり続けたりすることもあります。初めに来たときは、私が英語が話せないからなのかな、と気にしていましたが、その態度が普通なんだということに途中から気づきました。またレストランだけでなくどんな仕事でも、暇になれば本を読んだりメールしたりと、働く側にとっては羨ましいように思いました。もうひとつ驚いたのはトイレの汚さです。衛生的に汚いのではなくて、散らかっている汚さです。トイレに行くと、どこのトイレもティッシュ(手拭き用)がゴミ箱に山済みになって、床に散らばっています。こういう様子を見ると、日本が本当に整備された国のように思え、みんながルールを守れるという事はすごいなと思いました。

英語について

こちらに来てから改めて、もっと英語を勉強しておけばよかったとつくづく感じています。来る前は何とかなるだろうと思っていましたが、実際何をするにも全てにおいて、英語がうまく話せないということが障害になることが多いです。会話が成立しないと友達を作るのも難しいし、授業も解らないしといった感じでした。日本語を話せる人もほぼいないので、何か思ってもそれを伝えられるのは自分の英語しかないです。また来る前には、留学生同士の英語はそんなに高レベルではないと思っていたのですが、他の留学生はみんな流暢に英語を話すので、びっくりしました。ただ、ある程度話すことが出来れば、日本人があまりいない環境なので、英語を話す機会がたくさんあると思います。また、日本では人と意見を合わせることも多いですが、カナダでは自分の意見を述べることが大切なので、自分を主張できればできるほど、生活するにおいても楽なんじゃないかなと思います。どれだけ行く前に勉強するかで留学生活は大きく変わってくると思うので、しっかりと勉強してからいくことをお勧めします。