龍谷大学グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

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ハワイ大学マノア校マンスリーレポート

ハワイ大学マノア校

2018年5月号 国際学部 H.A

レポート作成国際学部 H.A

この留学を振り返って

今回でハワイでの留学生活について綴るマンスリーレポートが最終号となりました。今月号も妥協せず、しっかり書いていこうと思います。

今自分の感じていることを率直に表すと、やっとここまで来た という言葉がふさわしいかと思います。しかしこの言葉には重大な欠落があり、やっとここまで来させてもらった というほうが正確です。

無論、ことあるごとに誰かの支え無くしては、ここまでやってこれませんでした。確かにハワイ大学への交換留学生は私1人でしたが、だからと言ってすべてにおいて自分1人で成し遂げてきたかというとそれは全くもって誤りです。

留学前には、周りの方々に応援していただいたり、留学を経験した友達から色々とアドバイスをもらったり、書類関連では龍谷大学のグローバルセンターの職員さんに手伝っていただきました。

ハワイ到着後には、中高一緒だった友達がハワイに駆けつけてくれて、当時心身共に不調であった私を元気にしてくれました。学校が始まったあたりでできた友達にもハワイ大学や公共交通機関などについての情報を共有させてもらったし、10月頃には日本人の交換留学生の友達にホームステイ先移動に関してたくさん助けてもらいました。ホームステイと言えば、毎日どんなにつらいことがあってもあたたかいごはんを作って待っていて、私の話を聞いてくれるホストファミリーにもたくさんのサポートをしていただきました。時々、車が無いとアクセスしにくいオアフ島の観光スポットに連れて行ってくださったり、私がオアフ島外に旅行に行くときは、手間がかかるのに空港まで車で送り迎えをしてくださりました。

前期(Fall semester)に比べて後期(Spring semester)は個人的になかなか苦戦したのですが、どうしようもなく落ち込んだ時にもう一度頑張る気力を与えてくれたのもまた、友達であったり、同じホームステイ先に滞在している学生さんたちでした。もし私1人であのまま悩み続けていたら、無意識に言葉に棘が加わり、周りの誰かを傷つけていたかもしれません。これは2月のことでした。留学生活だけでなく、私自身の中で以前から燻ってはいたものの気づかないようにしていた弱さに向き合えた月だったため、よく覚えています。

後期の授業では教授に非常に親切にしていただき、交換留学生が私1人という状況でもあきらめずに授業に出席し続けてついていかせていただきました。

また、日本からハワイに遊びに来てくれたりハワイに贈り物を届けてくれたりした友達の存在は、もうちょっと頑張ってみようと思わせてくれて、大いに私を励ましてくれました。

余暇には、友達が引きこもりの私を外に連れ出して、様々な自然に関わるアクティビティを経験させてくれました。シュノーケリング、ハイキング、登山など、日の当たる場所と汚れることを極端に避ける私にそれらは魅力的ではなかったのですが、実際にやってみると結局は綺麗なものが見えたり達成感があったりして良い思い出となりました。

また、日本で留学前も留学中も応援してくれた家族のことを、寝る前やバスでの移動などふとした瞬間に思い出していたのですが、私は支援してくれる家族がいる時点で自分1人で何事もやっているわけではないなと思いました。私の家庭はお世辞にも落ち着いていると言える状況では無いのですが、そのような大変で忙しい中で留学費用の捻出であったり、書類関係での協力などたくさん私に時間を割いてくれました。また私の家族には留学をしたことがある人がおらず、10カ月という比較的長い間、家族にとっても分からないことばかりで意図せずともたくさん心配をかけたかと思います。日本に帰ったら、しっかりと感謝を伝えたいです。

このようにたくさんの周りの方々に随所で支援をしていただき、今の私があります。私は以前は留学に関してはすべて異国の地で1人でやっていかないといけないんだというイメージをもっていましたが、今考えてみると実際は必ずしもそうではないし、私の場合ならなおさら、それは完全なる誤解であったと思います。これについては、全部ひとりでやらないといけないわけでは無く、留学先の友達と助け合うことも大切だし、「ひとりで何もできない自分」を責める必要が無いということと、それによって「周りに支えられてやっていけている自分」が浮かび上がり、どちらかというと感謝の気持ちを持って日々過ごしていくほうが重要なのではないかと思います。

留学中になにか壁にぶつかったり、よくわからない状態になったら迷わず、周りの方々に話してみたり、頑張ってこいと送り出してくれた家族のことを思い浮かべてみたりしてください。違う国で頑張っている友達に相談してみるのも良いかと思います。すぐにその場にいない友達と連絡が取れるという今の文明にも感謝しないといけませんね、その時はきっともう一度頑張れる方向に向かわせてくれると思います。

 

帰国後どう留学経験を生かす予定か

この留学で、劇的に性格が変わったり、英語力が高まったりしたかというとそうではありませんが、多かれ少なかれ変化した部分はあると思います。

まず、私自身にどのような変化があったかを説明した後に、それらをどのように生かしたいかを記述しようと思います。

まず、カルチャーショックについて取り上げた号でも触れたかとは思いますが、日常的な課題の多さが、私の意識を学習に急き立てる要因になり、以前日本でいた頃は提出期限ぎりぎりで課題や書類に取り掛かっていたのですが、それをもっと早い段階で、例えば課題が出されてからすぐに取り掛かることができるようになりました。これは一般的に当たり前にできないといけないことだと自覚しておりますが、日本にいるときはだらけてしまってできていませんでした。これからは課題に限らず、しなくてはいけないことがあるときは、進んでできるだけすぐに取り掛かろうと思います。

次に、留学前は質問をするということになぜか抵抗があり、必要以上に気を遣いすぎて疑問点について問わず、ほうっておいて後に困るという何とも愚かなことをしていたのですが、留学生活を送るようになってすぐに疑問に思っていることを明らかにすることがどれほど重要なことかということを身に染みて感じました。今まで質問をすぐにしなかったのは、「しょうもない質問をするな」「調べてから聞け」「賢い質問をして」などという言葉を言う大人を見てきたし、それらの言葉を深刻に捉えすぎたからだと思います。確かにすぐに調べて分かるようなことや一般的にわかっていて当然のことについて質問する際には、そのようなことを言われる可能性が高いと納得できますが、一回聞いて聞き取れなかったことや、知らないことに出会った時はすぐさま聞いてすっきりさせておくほうが賢明かと思います。ましてや第一言語で話すわけではないのですから、こちらにもより質問の機会が寛大に与えられると思いますし、その場で物事を明確にしておくことは基本的なスキルであるとともに非常に大事なことだと思います。日本に帰ってからも、この心がけを続けて、いろんな場面でミスコミュニケーションをできるだけ回避したいと思います。

次に性格的な面で、少し良い方面に変化したことがありました。私は以前から中途半端に完璧主義者だったのですが、それは完全に私の精神状態に対して害をなしていました。確かに自分はもっとできるとオプティミスティックにとらえることは良いことですが、私の場合自分に期待しすぎていて恒常的にできなかったことばかりに目が行き、なぜ完璧にできないのかとむやみやたらに悩んでいました。こう書いてみると悲観主義者であったともいえますね。とにかく、0か100で考える性格が留学後期に変化し、できなかったから0だ、無意味だというのではなくて、どれだけできて次にどの失敗を生かせるかを考えるほうが実りがあるのだと21年生きてきてやっと身をもって気づくことができました。

このような物事のとらえ方は私にとっては合っていたため、今後何か難儀なことや困難な状況に対処するときはこのような心持ちでいようと思います。

また現地での授業を受けて、前から持っていた信念が固くなったということもありました。ファッションの授業で社会的規範または基準に反する着こなしをして参加する回があったのですが、その時に社会的基準によって、スタイルの多様性が失われ、個性の出しどころにも限度が設けられているということを痛感しました。ファッションに関して、もとより私は色々なスタイルを尊重する社会に変えていけるように微力ながらも貢献したいと考えていて、それに関する内容がアカデミックな授業で取り扱われたことにより、より強くそう考えるようになりました。将来的にも、自己表現としてのファッションの自由を広げられる仕事がしたいなあと考えてもいます。

留学期間10カ月を通して少しは成長できたとは思います。しかしまだまだ未熟であることは承知しているため、失敗を重ねながらも成長していけたらと考えています。英語力も皮肉にもまだまだ伸びしろがあるため、もっと積極的に英語を学習し、使い続けたいと思います。

【最後に】

このマンスリーレポートを毎号かなり力を入れて書いてきました。というのも、私が昨年の留学前と8月にハワイに到着して間もないころ、参考になるハワイ(交換)留学に関しての情報をインターネットでさえも龍谷大学のマンスリーレポートのサイト以外であまり見つけられなかったし、治安についての情報も何を信じたらよいか分からず、不安に苛まれたということがあったからです。半ば怒りや苛立ちをぶつけるようにしてできるだけ詳しく記述して、これからハワイに留学しに行く方のお役に立てればと思い、このようなレポートになりました。いままでに1号でもよんでいただいた方に心より感謝申し上げます。

これまでマンスリーレポートを書かせていただき、ありがとうございました。

 

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