Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハワイ大学マノア校
2017年8月号 国際学部 H.A

はじめまして。

 

交換留学後期出発でハワイ大学に派遣された国際学部のH.Aと申します。

これから2018年の5月号までハワイ大学のマンスリーレポートを担当します。

このレポートを通じて、ハワイ留学に関して有益な情報をお伝えできるようにしっかり書いていこうと思います。

 

①オリエンテーションについて

8月の中旬に差し掛かってくると、日本の大方の大学では夏休み期間に入ると思いますが、ハワイ大学への留学生はそのあたりから到着を報告したり、必要書類を提出したりするために大学へ出向くことになります。授業は8月21日に始まる(今年は8/21に始まった)ので毎日登校するというわけではないですが、何度か大学に行く必要があるため、大学までの経路、交通手段、それに伴う時間計算や必要書類の確認など、着いて早々気を配ることがかなりあり、少々忙しくなることが見込まれます。

オリエンテーションまでの流れの一例として私の場合を挙げると、

Check in session(8/11)→ Visa clearance (8/14)→ ELI Placement test と Welcome Orientation (8/17)

という風になっており、check in session では小会議室のようなところに集められ、 到着の報告やハワイ大学生として必要な基本的事項、例えば学生証の作り方や履修登録についての説明を受けました。その三日後のVisa clearanceでは、事前に指示されたパスポートや保険についての資料などの持ち物を持って行き参加します。

その次にプレイスメントテストという英語のテストを受ける必要があります。このテストの受験に関しては免除の条件(TOEFLやIELTSなどの点数を参考とするもの)もありますが、私は全く満たせていなかったため、受けなければいけませんでした。ちなみに試験日程は2,3 日分用意されていましたが、Check in session の説明では 1番最初の日に受けるよう、推奨されていました。

テストは休憩を含め全部で約5時間ほどかかり、ライティング、リスニングとリーディングの問題が用意されていました。採点の基準として、スペルミスは許容される、複雑な構文を用いているかどうか、過去形や複数形を聞き取れているかなどがあるようです。

テストを受けた後、Welcome Orientation に参加しました。このオリエンテーションでは講義室のようなところに留学生が集められ、大学の施設や危機管理などの大学生活における必要な説明を受けたり、無作為に振り分けられたグループの場所に座ってクイズを楽しんだりしました。オリエンテーション中の説明で印象に残ったことはハワイ大学に来る留学生で一番多いのが日本人だということです。私は日本にいた時に、留学先をハワイに設定するということをあまり聞いたことがなかったのでその事実をとても新鮮に思いました。

その後は大学の中を学生スタッフに案内してもらうツアーがあり、とても広くたくさんの建物を有する大学内で位置関係の目印になる建物を把握することができました。その後はピザパーティーが野外のこじんまりしたところで開催され、そこではピザだけでなく、マカダミアナッツチョコレート、チョコチップクッキーやペットボトルの水も用意されていました。主観的ではありますが、このピザパーティーの時のほうが、その前のオリエンテーションの時よりも他の国からきている留学生とよりくだけた雰囲気で話せたような気がします。しかし、私はこの後に予定が入っていたため、あまり長居はしませんでした。

 

②ハワイに来て1か月目が終了

私は日本を8/10の夜の9時ごろに出発して、ハワイに8/10の朝の10時過ぎに到着しました。ハワイと日本の時差は19時間あり、日付が1日日本よりも遅れています。それ故に、着いた時は、なんだか「昨日」をもう一度生きているようなとても不思議な感覚になりました。空港からはタクシーで寮(大学の寮ではないです)に向かい、入寮しました。与えられた部屋は一人部屋にしては広く、デスクや空っぽのタンスや棚やベッドなどがついており、ありがたかったのですが、いくつかの耐え難い点があったため、入寮して5日ほどでホームステイへの変更に踏み切り、20日にはハワイに来てくれた高校時代の友達に手伝ってもらったこともあり、ホームステイ先に移動できました。

具体的にどのようなことが耐え難かったかというと、まずは治安に関する点が大きいです。当初は私は体調があまりよくなかったこともあり、精神的に参りやすい状況ではありましたが、それを考慮しても、夜に汚い言葉を大声で叫びながら歩いている男の人の声が部屋の中にいても聞こえることがあったり、近くのスーパーから帰る途中で、大きな声で作業員のような人に怒っているホームレスの人などを目にしたりして、心が休まらず、うまく睡眠をとることがきない日々を過ごしました。

加えて、洗濯機が寮全体に対して1台しか利用可能でなかったことも不便に感じたことの1つです。本来は2台使えるのですが、故障中で修理を待っている状態でした。しかし、2台でも寮全体の人数に対しては少ないのではないかと感じました。そのため、いつ見に行っても使用中でなかなか洗濯が思うようにできず、困ったのでターキーを焼くときに使うような使い捨てのアルミニウム平鍋で手洗いをしました。また、寮のwifiが弱く、自分でルーターを買って持ち込むことも禁じられていたため、到着後にすぐ在留届をパソコンで出さなければいけなかったのですが、情報の打ち込みを何度もやり直すはめになりました。これらの理由があれば、ハワイでの滞在方法を変えても甘えだということではないと思います。しかし根本的に、責任は、寮のルールが厳しすぎることをよくわかっていなかった自分にあるのでそこは反省しています。なにか少しでも疑問が残る場合はきちんとその場で質問することが大事だと学びました。

そして、大学に関して主な出来事を振り返ると、履修登録が挙げられます。履修の予備登録のようなものは出発前日本にいた時にしていたのですが、こちらに来てプレイスメントテストを受けた結果、英語科目を取る時間割に組み直す必要があり、また時間割について考える時間を要しました。また、履修登録期間が一週間ほどあったため、レギュラー科目(英語を学ぶ授業ではない、他の学部の、専門的な授業)をどれにしようかと迷う猶予があり、それを利用していくつかの興味のある授業に参加してみましたが、ある授業では第二回で参加したことにより、第一回の内容も知らず、急にペアワークが始まったりして、何もできずとてももどかしく恥ずかしい気持ちになったということもありました。

そして履修登録も終わり、授業が二週間分終わった今の状況はというと、良い面では、やっと バス通学に慣れてきて、ホームステイ先での生活も落ち着いてきたということが挙げられ、苦しいと感じる面に関しては、日本にいた時よりも多い課題やレギュラークラスでうまく聴き取れなかったり、ノートをとるのが追いつかなかったりすることが挙げられます。これから少しずつでも改善、成長していけるように頑張ります。