Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ハワイ大学マノア校
2017年12月号 国際学部 H.A

1.    日本から持ってきてよかった物

 

今回はパスポート、眼鏡、携帯、パソコンやその他重要書類などのあまりにも基本的な物を除いた日本から持ってきて良かった物について書いていこうと思います。

私が思いつく限りでは5つあります。

・日焼け止め

私の場合、日焼け止めを毎日つけていないと気が済まないため、かなりの量を持ってきたつもりでしたがそれでも四カ月目にしてそれらを使い果たしかけています。この状況に関してハワイのドラッグストアで違うものを調達したらよいではないかと思われるかもしれませんが、日本の日焼け止めを使い慣れているとこちらで売られている商品は合わないと感じることも多く、たくさんの種類の日焼け止めを試したものの、一度も満足することができませんでした。個人的にこちらで売られている日焼け止めのテクスチャーや匂いがどうしても好きになれませんでした。かといって試しにこちらで買ってみた日焼け止めを捨てるにはもったいないため、足や腕など顔を除く部分に塗って頑張って消費しているところです。日本の日焼け止めを日本の商品を置いているスーパーマーケットにも足を運んで探しに行ったのですが、どこにも置いておらず、それに関しては少しストレスを感じました。どのスーパーマーケットやドラッグストアにも日本の日焼け止めを置いていないため、日焼け止めを塗る習慣があり、匂いの強いものが苦手な人は最初から大量に日本のものを持ってくることを強くお勧めします。わたしはここで日本の日焼け止めの方が優れていると主張したいということではありません。もしも私の記述がエスノセントリックだと感じた方だいらっしゃいましたらそれは誤解です。ただ、無香料の日焼け止めやウォータージェルタイプのものがつけやすいと感じる方には重要な事項だと考えたため、日焼け止めについて言及させていただきました。

 

・現金

キャッシュを少しばかりでも持っていくとなにかと役に立つ場面があると思います。レストランやカフェで友達と一緒にキャッシュで支払いをしたいときや、友達にカードで払ってもらうことになった時にその場ですぐに自分の代金を友達に返したり、また、近くにATMが見当たらない時やお金を引き出す時間がない時などもある程度現金を持っていると楽だと思います。確かに、こちらでは買い物の時もカードでの支払いが主流ですが、私が大きなショッピングセンターであるアラモアナセンターに行き、あるお店でカードで支払おうとしたら、カードの調子が悪かったのか、はたまたカードの読み取り機に問題があったのか、カードで支払えない時が数回ありました。そのような時には、キャッシュが手元にあったため、お会計を済ませることができました。もし、このようなトラブルが、とても急ぎの買い物をする時に起こると参ってしまうと思うため、キャッシュがあると役に立つと思います。日本円をドルに替えずに留学先へもってきても良いと思います。こちらについてから、パスポートを持って両替所へ向かえばドルにしてもらえます。ハワイの両替所はワイキキなら2件はあったと思います。私はワイキキにあるギャラリアを数回利用しました。

 

・電子辞書

授業中になにか分からない単語に出会うとやはりその場で意味を明らかに理解しておきたいと感じるだろうと思います。先生にその場で聞くことももちろん良い手段だと思いますが、なかなかタイミングが掴みづらかったり、英語の授業ならまだしも、その他の専門的な内容の授業では教授がひっきりなしに説明をしていたりすることもあって分からない単語について質問する暇がほぼ皆無という状況も想定されます。そのような時には、手元の電子辞書ですぐに調べることができるため、持っていって損は無いと思います。

 

・日本からのお土産

これについては特に必要だということではないけど、急に寮からホームステイに滞在方法を変更する時に、受け入れてくださるホストファミリーに何か渡したいなと思った場合にちょうどよいプレゼントとして機能したり、お土産を渡すことで仲良くなりかけの現地の友達との会話の糸口になるため、持って行ってもデメリットはあまりないかと思います。

 

・日本のノート

ノートはどこにでも売っているため、日本のノートについても必須というわけではありませんが、もし私が日本のノートをこちらでも売っていればそちらを選ぶだろうなと考えたため、言及しておきます。

こちらで売られているノートは分厚くて重みがあるため、たくさん使うことができるという反面、日本の感覚からすると少し値段が高いような気がします。完全に好みの問題だとは思いますが、私は薄くても軽いノートを好むため、日本から5冊セットのノートを持ってきても良かったなあと少しだけ後悔しました。

 

 

2.    マウイ島とロサンゼルス

12月12日にfinal examが終わって冬期休暇に突入しました。約1年の交換留学の内で一番冬期休暇が長いということもあり、11月ごろに旅行の予定を組み始めていました。まず、12月17日から12月19日にかけてマウイ島に友達と行きました。初めて会うメンバーが2人いましたがそんなことでは楽しさが損なわれるはずもなく、むしろ期待以上に充実したものになったと思います。マウイ島では山にドライブに行って夕日を見たり、シュノーケリングツアーに参加したりローカルな落ち着いた雰囲気の街をいくつか訪ねたりしてとてもリフレッシュできたと思います。ハレアカラ山に夕日を見に行った時は山頂まで行ったのですが、濃霧が立ち込めていて風も強く、ここは本当にハワイかと思うほど寒かったです。肝心の夕日は山の中腹辺りで見ることができました。シュノーケリングツアーでは船に乗ってモロキニ島というところまで行ってシュノーケリングをするといった内容で、正直に言うと当初は少し楽しみには思っていたものの、不安の方が大きかったです。シュノーケリングは一度しかしたことがなく、それも足がつくような浅瀬でしたことがあるだけで、今回のシュノーケリングスポットでは深さがあるということを聞いていたため、うまく泳ぎながら海中を観察できるかなあという心配ごとがあったのと、なにより私は乗り物酔いしやすいため、1時間も船に揺られて正気でいられるかとても不安でした。しかし、船に乗る前に酔い止めの薬(日本製、アラモアナのHomeo healthで購入)を飲んでから臨むと全く体調を崩すこともなく無事に船での移動をすることができました。船では10ドルでウェットスーツを借りることができ、棒状のうきは無料で貸してもらえます。海にジャポンと入って自身に口で息をするんだよと言い聞かせながら恐る恐る海中に顔を突っ込んでみると少し暗がりの美しい青色が広がっていて魚もかなり近くに泳いでいました。今まで海で泳ぐことをあまり好まなかった自分にはとても新鮮な光景で海の中を観察するのに夢中になって気が付くと1時間くらいたっていました。時間が過ぎていくうちにだんだん寒くなって途中で船に退散してしまいましたが、個人的にはしっかりシュノーケリングを楽しめたと思うため、大満足しました。高層ビルなどつゆもないローカルな街を訪れた時、時間の流れ方が違うということはまさにこういうことを指すのかと感じました。街には急いでいる人はだれもおらず、緑に囲まれていて静かで、でもそこにはあたたかさがある感じがしました。私はなぜかこのような雰囲気をたたえた街はキャンドルみたいだなあと思いました。(一見意味が分からないたとえだとは自覚していますが、自分のなかではこのたとえがしっくりきました。)わたしはこの旅行によりマウイの虜になりました。

12月20日から25日はロサンゼルスに中高時代からの友達に会いに行っていました。mainland 上陸はかねてよりの夢でもあったため、こうしてハワイから6時間ほどで行くことができるという絶好のチャンスをいかして今しかないと思って行きました。ロサンゼルスに住んでいる友達は車の運転もするし色々な場所を知っていて本当に自立しているなあと思いました。ハワイで授業に一杯一杯になっている自分が恥ずかしくなりました。友達に会うことで刺激をうけ、このままではいけないと気付くことができたため、この旅行は非常に意義有るものだったと考えます。友達にはメルローズ、ロデオドライブ、ハリウッド、グリフィス天文台、サンタモニカ、ヴェニス、マリブ、グローブ、私がリクエストしたおそらく道教の寺院など、たくさんの場所に連れて行ってもらいました。クリスマスは特に何も特別なことはしませんでしたが、彼女と一緒にいられることが何物にも代えがたき幸せだったと思いました。