龍谷大学グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

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ハワイ大学マノア校マンスリーレポート

ハワイ大学マノア校

2011年10月号 法学部 T.S

レポート作成法学部 S.T

<授業について>

ハワイ大学の学生は一学期あたり平均4~5つの授業を受講します。授業時間・回数は各授業によって異なりますが、大体は週2回、各1時間30分で行われます。また、自分の専攻学部にとらわれることなく自由に他学部の授業を受けることができます。私の場合、UHでの専攻は観光学ですが、経済・経営学部のマーケティングの授業を履修することも可能です。また、フラや茶華道などの文化を習う、日本には無いような授業も開講されており、留学でしか経験できないことの1つだと思います。

ELI (English Language Institute)

留学生は授業登録前にまず英語のPlacement Test(実力テスト)を受けなければいけません。テストはTOEFL にwriting Testが追加された内容です。そのテストの結果によって自分のレベルにあったELIの開講する授業を、テストのスコアによって定められた必要数だけ受講しなければいけません。1学期に最大3つ、スコアが良ければ1つもしくは免除になります。

ELIの授業はReading, Listening & Speaking, Writingの3種類があり、レベルもそれぞれ3コースずつ用意されています。テスト後にはどの授業を受講すればいいかを相談するELI教員との面談の機会も設けられているため、自分にあった語学レベルの授業を必要な分だけ受講することができます。また、各授業は1時間15分で週に2回あります。

ELIは語学学校のような区分けではありますが、専攻科目の授業についていくためのアカデミックな語学力を伸ばすカリキュラムが組まれています。例えば、Readingではより学術的な単語の習得、Listening & Speaking ではプレゼンテーションやディスカッションに重点がおかれます。

ただ1つだけ言及しておきたいのは、ELIがあるからといって「渡航する前の語学学習は疎かにしてはいけない」ということです。留学先で語学の授業を取ることは自分の専門分野の授業の受講数を減らさなければいけません。留学先で自分が学びたいと思ったことをできるだけ学べるように、語学は渡航前にできる限りレベルをあげておくことを強くお勧めします。

TIM101: Introduction to Travel Industry Management

この授業は観光学の定義をはじめ、観光業界についての基礎を勉強する授業です。具体的には観光産業の構造や、ホテル・交通(航空・客船など)・飲食業(レストラン)など、観光に携わっている身近な職業の役割とその経営の仕組みについて勉強します。ホテルやエアラインなど身近な存在であっても、実際に消費者として関わる場面の裏側には大きく複雑な仕組があり、それを1つずつ理解していきます。

この授業の特徴は、授業はすべてオンラインでの開講だということです。教科書とあわせてネット上で各回(モジュールといいます)の資料を読み、2週間に1度のウェブテストを受け、その結果で成績が決まります。一見「簡単」だと思われるかもしれませんが、2週間のうちに時間を確保し、モチベーションをコントロールして自主学習を進めなければいけないことが難しい授業です。

TIM100: Internship

この授業はインターンシップを受ける学生のための事前授業のような存在です。内容は主に履歴書の書き方や面接の受け方など、日本で言うところのキャリアセミナーのようなものです。しかしこの授業の面白いところは学期のうち約半分の授業がゲストスピーカーの講演である点です。ワイキキの一流ホテルや航空会社、有名レストランチェーンのマネージャーや人事の方が実際の仕事内容やエピソードを交えながら各業界について講演してくださいます。机上の学習では得られない情報が得られ、自分の予想とは違った話なども聞けるため、とても参考になります。

 

<カルチャーショックについて>

ハワイの人はマイペースというイメージですが、雨が降ってもほとんど傘をさしません。特にキャンパスのあるマノアの地形は谷なので、よく雨が降るのですが、傘を持っている人はほとんどいません。基本的にはすぐ止むので、日中の気温と雨があがった後の日差しで乾いてしまうという考え方なのでしょうか。

ハワイの公共交通機関であるバスにも日本との違いを感じました。満員だとバス停に止まらずに通過してしまいます。日本と違い、運転手は乗客が車内で密集するほど満員でなくても満員だといいます。これは欧米とアジアのパーソナルスペース(他者との距離)に対する価値観の違いが大きく影響しているようです。どんなに込み合っていても自分のスペースは一定に確保したいと考える欧米文化と、乗ろうとする人がいれば自分のスペースをできるだけ他者とシェアする日本人の考え方の違いが日常にもはっきり表れていて面白いと感じました。

逆にいい意味で驚いたことは、日本よりもバリアフリーが充実していることです。日本だとバリアフリーバスでも車いすの方が乗車するには運転手が降りて設置する板がないと乗れませんが、ハワイのほとんどのバスには自動で出てくるスロープが搭載されています。またお年寄りの方や足の不自由な方のために車体を低くする仕組みにも驚きました。

 

<ハワイの人々について>

ハワイはアメリカ合衆国の一州ですが、アメリカ文化とアジア・太平洋諸島文化の混ざりあった場所です。そんなハワイに住む人々も多国籍で、さまざまな人種背景を持つ人がたくさんいます。私の印象としては、ヨーロッパ、北米系よりはアジア系やポリネシア系の人種が多いように感じます。日系の方を例に挙げると、見た目と名字は日本人なのに日本語が全く話せない方もいます。交換留学生の出身国率1位は圧倒的に日本、2位韓国、3位ノルウェーだそうです。他にも台湾、中国、ベトナム、タイ、チリ、ドイツなど世界中から学生が集まっていますが、やはりアジア諸国出身が多いと感じました。観光客もやはり日本人が一番多いです。その次に韓国、中国からの観光客が多いように感じます。休日にワイキキを歩いていると英語よりも日本語や韓国語が聞こえてきます。

海外に留学に来ていて、これだけ日本語や日本文化に触れるとは思っていませんでした。せっかく留学しているのに日本人ばっかりだと「英語が伸びない」、「他国の友人ができない」という方もおられると思います。私も以前はそう考えていました。ただ私が実際にその状況になって感じたことは、「自分次第」ということです。自分自身のコントロール次第でこの環境が良くも悪くもなります。一概に「日本人が多いから英語が伸びない!!」というわけではないということを理解してもらえればいいなと思います。

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