Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カリフォルニア大学 デービス校
2013年4月号 理工学部 K.N

1. この一年を振り返って

こちらでの生活はなにもかもが新鮮で、あっという間に時が過ぎ去ってしまいました。こちらに来て最初は、英語力も乏しかった自分ですが、ExtensionCenter での勉強や、その他の交流関係によって英語の能力は上がったと自覚できる程に成長出来ました。もちろん英語だけでなく、物事の考え方も大きく成長できたと考えています。良い事なのかはわかりませんが、英語の能力の低かった自分にとって、英語はあくまでもコミュニケーションを取るためのツールであって、喋れないのが恥ずかしいという感覚はなくなりました。喋れなくても伝えられる事はたくさんあると思います。そのために必要なのは、人間としての魅力なんだと考えるようになりました。自分の周りにいる留学生は英語が上手な人もいれば、決して上手いとは言えない人もいますが、その中で日本人以外と友人を多く作り留学生活を楽しんでいる人は、自分にとっては皆人間として魅力的でした。細かい事を気にしないで、自分の思うように行動して自分の思う事を言う、という事は簡単なようで、日本という文化で20年生きている人間には難しい事かもしれませんが、この留学生活を通して学ぶ事が出来ました。自分の目標の中に、英語はもちろんですが、日本以外の価値観に触れるというものがありました。それは見事達成出来たのではないか、確実に人間的に成長できたのではないかと感じています。

 

2.帰国後の予定

もっと英語を勉強したいという気持ちでいっぱいです。この留学で学んだ知識は、ほんのわずかな部分でしかないと考えているからです。自分の知らないことがまだまだあると感じられるので、もっと挑戦したいと思っています。留学経験のある友人から良く言われるのが、帰国するとあっという間に英語を忘れて行くということです。これは当たり前の事かもしれませんが、英語でのコミュニケーションを取れる環境を維持したいと考えています。こちらで出来たアメリカ人の友人がインターンシップで日本に数ヶ月来るということなので、そういった機会を自分のために活用して、英語に対するモチベーションを常に持っていたいと思います。

また、仕事に関して、海外での就職を考えるようになりました。そのために超えなければならない様々な壁があるとは思いますが、帰国したらそのための努力をしていこうと考えています。海外での就職についての知識等をまだまだ学ばなければなりません。自分がどのようなスキルを身につけなければならないのか等、具体的に学べる場所を探して、目標に向けてどんどん行動していこうと思っています。

 

3.  自分の中での変化

こちらでの生活のなかで日本との違いについて様々な面で感じる事がありました。僕が一番良いと感じたのは、フレンドリーな人間が多いという事です。日本人が閉鎖的という訳ではなく、こちらで出会う世界中の人々があまりにもフレンドリーだという事です。僕はホームパーティーに行くと、知らない間に初対面の外国人学生と喋っているという事がよくありました。それ以外にも道端で些細な事で話しかけてくる人が多かったです。僕は彼らの人に話しかける事に対する壁が低いのだと考えていますが、これはすごく良い事だと感じました。こちらで何か困っている人がいれば、誰かがすぐに手助けしてくれます。僕は元々、人の目を割と気にするタイプの人間でしたが、こちらでそのような文化に触れた事によって、自分の感じる事を表現する事が出来るようになりました。誰か面白い事やすごい事をしてるのを見れば、すごい!と伝えるようにしています。

また、自分の主張が強くなったと思います。あまり自分の意見が強くない自分でしたが、YesかNoかをはっきり言わなければアメリカでは通用しないということを身を以て経験できたからです。曖昧な事ばかり言っていると、相手にされなくなってしまいます。

自分の中で起こった変化を、成長の証として胸を張りたいと感じています。