Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カリフォルニア大学 デービス校
2012年10月号 理工学部 K.N

1.授業紹介

前回のレポートに書いたように、僕は授業を受けられませんでしたので、英語に関しては自習をしています。単語、リスニング、ライティング等。しかしながら、自分一人で勉強をしていてもなかなかはかどらず、身に付きません。

そこで、以前に中国人の友人が紹介してくれた、日系のサークルに参加してみることにしました。日本人ばかりが在籍している訳ではなく、日系の学生や日本に興味がある、日本人以外の学生が大勢参加しています。

毎週木曜日にミーティングがあり、そこで色んな国籍の学生達と会話をする機会があります。日本語を教えたり、英語を教えてもらったりして、すごく良い環境があります。

授業の代わり、という訳ではありませんが、今の自分にとってはかなり勉強できる場だと考えています。

この写真は、そのサークルのメンバーでcorn mazeという、大きなコーン畑の迷路へ行ったときの写真です。日本人もいましたが、皆、英語で喋ります。英語への意識が高いので、それが自然になっています。最初は、日本人同士で英語を話すのは照れくさくて、抵抗がありましたが、彼らの意識の高さに共感し、自分も見習うようになりました。

そんな生活をしていますが、英語の能力はあまり向上していないように感じます。自分にとっては、英語を聞き取る事がかなり難しいようで、会話をするのはまだまだ苦労します。今はがむしゃらに努力するしかなさそうです。

 

2.カルチャーショックについて

前項目でも少し述べているのですが、日本人同士で英語を話すというのは、日本人の感覚だと少しばかり抵抗があると思います。しかし、日本以外のアジア人は普通に英語を話している事が多いと感じます。基本的に日本人が英語が上手くないという事実もあるとは思いますが、彼らの感覚だと、英語を勉強しに来ているのだから英語で話すのが当然な訳です。それを聞いて、自分の意識の低さを痛感しました。

次に、時間にルーズなところです。デーヴィスにむかうバスは一時間半遅れてきました。特に謝るような事も無く、”さあ、行こう!”という陽気な雰囲気でした。なにしろアメリカに来てかなり早い段階でそのような事が起こったので、不安で不安で仕方がありませんでした。デーヴィスに着いてからも、週末によくバスを利用するのですが、十分程度の遅れは当然です。時には予定時刻より早く来て、置いて行かれる事もあります。日本人の自分としては考えられないことですが、アメリカ人はそれに対して腹を立てたりすることはないようです。

後は原付バイクがほとんど走っていません。交通手段として多いのは、自動車、自転車、スケボー、大型のバイク、そして稀にキックボードといった感じです。日本では大学に原付バイクで通学する学生が多いですが、こちらではそもそも原付バイクを見かけません。

 

3.日本食

意外と日本食が簡単に手に入ります。スーパーへ行けば色々な物が揃います。自分はこちらに来てすぐに、2000円ぐらいでライスクッカーを購入しました。お米も手に入ります。

アジアマーケットもダウンタウンにあり、お箸や日本のお菓子なども購入できます。全体的に若干高価な気がします。日本食が恋しくなると色々な人に言われましたが、自炊しているのでそこまで恋しくはなっていません。日本のお米は高価でまだ試した事はありません。今のところはタイ米で我慢しています。日本の米と大差は無いので特に問題はありません。

今まで日本では料理はあまりしませんでしたが、自炊をせざるを得ない環境なので、毎日料理をしています。たまに親からレシピを送ってもらったりしています。とは言え、デーヴィスでは手に入らない食材もあるので、サンフランシスコのような大きな街へ行ったときに、ジャパンタウンで大量に買ったりして生活をしています。

また、お寿司が流行っているので、お寿司屋さんも良く見かけます。デーヴィスにあるお寿司屋さんは1500円ぐらいで食べ放題です。食べ放題なので、お金の事はあまり気にせず食べ続けていいので、ついつい食べ過ぎて帰れなくなります。お客さんも毎日かなり入っていて、海外でお寿司が流行っていることが感じられ、すこし嬉しくなります。自分のルームメイトも本当に日本食が好きで、いつか彼に日本食を料理してあげたいと思っています。