Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カルガリー大学
2019年1月号 国際学部 T.I

試験について

試験といっても大きく2つに分かれていて、日本でいう中間テストと期末テストというのが行われます。実際日本と大差なく、テスト期間内にクラスで行われるペーパーテストと、レポート形式でオンラインで提出できるアサインメントがあります。強いて上げるならば、ペーパーテストは基本的に2時間設けられており、エッセーを書くことが主流です。試験は中間期末以外にも頻繁にあり、クイズ形式の選択問題からショートペーパーと呼ばれる1000単語程度のレポートを課せられます。クラスによれば、毎週アサインメントがありますが、その代わり中間期末という特別大きな試験がないクラスもあります。

自分の場合は毎週小テストがありつつの、期末でのペーパーテストでした。語学に自信がなくついていけるか不安ならば、先にシラバスを読んでしまうのはありかも知れませんね。難易度的には日本とあまり大差ないという感じの印象で、パスするだけなのであれば、特に問題なくできるレベルであると感じました。日本と違いGPAがすべてなので、学生はかなり準備して受けている印象でした。GPAの配分が細かく、1点で変わってくるのでかなり楽しいかなと思います。面白いことにこちらでのGPAは日本のGPAとほぼ同じになりました。


その国を知るということ

カナダ滞在歴が1年ほどになり、自分の中でホームのような安心感を覚え始めました。そんな中、自分は本当にこの国を理解しているのかと思い、カナダの歴史と、カナダの町という授業を今期は履修しました。自分のもともとの印象として、カナダは決して目立たないけど平和で、人種の壁が低く、全員にとって最高の住む場所という認識でした。しかし歴史を勉強していくうえで、カナダとはどういう経緯をたどって形成されたのかを少しづつ学ぶことができ、それと同時に自分のイメージとはまるで正反対な側面が存在することに気づかされました。カナダの町の授業でも、みんなが思っているカナダは自然がいっぱいで田舎の部分がクローズアップされますが、もちろん発展した街もあり、カナダの大多数の人間は都市部に住んでいることも勉強しました。

それを勉強して何になるのかってことはあまりわかりませんが、どの国にも歴史や文化の特徴があるので、せっかく来たのなら勉強してみると良いと思います。それがきっかけでその国のことを好きになったり、友達が増えたりもするかもしれません。これで私も少しはカナダとはどういう国かわかるようになったのと、多文化に対する理解をより深められた気がします。あとカナダの景色はどこに行っても自然がいっぱいでとてもきれいです。