Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カルガリー大学
2014年3月号 経済学部 Y.Y

①    余暇の過ごし方

外が寒すぎて外に出たくない日がほとんどですが、そんなことを言っていては充実した生活は送れません。そこで、休日は、アウトドアのアクティビティーやインドアスポーツを存分に楽しんでいます。ウィンタースポーツとして大きく上げられるのが、ホッケーやスキー・スノーボードですが、私はカルガリーにきてからスノーボードの魅力に惹かれるようになりました。海外でスノーボードを体験することはなかなかレアな体験ですが、カルガリーにきてからはもはやそういう認識もなくなりました。というのも、毎月バンフにあるスキー場に行ってカナダのふかふかの新雪の上でスノーボードを楽しんでいるからです。もうかれこれ計6・7回は行きましたが、最高に楽しいです。リフト代やレンタル代・ガソリン代を入れると大体2万円(かそれ以下)ほどかかりますが、それだけ払う価値は十二分にあると言えます。晴天率が多いカナダのスキー場では、頂上からカナディアンロッキーの絶景を360度パノラマで観ることができます。息をのむような景色をみなさんにも是非見てほしいと思います。またカルガリー大学から所要時間約20分、UCパス(学生証)を提示すればバスが無料でCanada Olympic Parkというスキー場にも行くことが可能です。他のスキー場に比べて小さめで、価格も安めです。学校からこれほど近い距離にスキー場があるのは、おそらくカルガリー大学くらいでしょう。

 

 

 

②    雪国カナダの生活の実態

私の地元奈良県は雪とは全く無縁の地域で、留学前はどのような留学生活になるのかということを想像することは決して容易ではありませんでした。実際、雪国カルガリーでの生活には苦しく過酷な点がいくつか見られました。まずは気温です。カルガリーは湿気が少ないため、気温がマイナス10度ぐらいまで下がったとしても、体感温度は摂氏0度程度で日本とさほど変わりません。しかしながら、マイナス20度、30度まで下がり、さらにそこに風が吹くと、体感温度はマイナス40度程度のものになり刺すような寒さになります。そのような環境下でたとえば思いっきり走った場合、肺が凍る危険性があったり、氷点下気温に長時間身をさらしていると、その部分が凍傷になる恐れがあります。(実際そのような経験に会った友達がいます。)ですから、外出時はなるべく分厚いジャケットやダウンをきて自身の体温を確保することに努める必要があります。カルガリーの天候はカナダの中でも「the most unreliable weather(予測判断が不可能な天候)」と現地の人々から認識されるほど、デタラメな気候です。実際、3月になっても氷点下30度の日が数日続く日も珍しくありません。そしてカルガリーの雪国生活で最も驚いたことは、冬の間部屋の窓を決して開けてはいけないことです。特に寒い日に、窓をしばらく開けっ放しにしておくと、暖房システムが麻痺し、ウォーターパイプの中を走っている水が凍りつき、パイプが爆発する恐れがあるのです。その結果、その部屋(または周辺の部屋・フロア)は水浸しとなり、何百万円という賠償金を払わないといけなくなります。ですから決して雪国での生活を甘く見ないようにしてくださいね。