Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カルガリー大学
2014年12月号 国際文化学部 A.M

治安に関して

キャンパスの寮で生活しているので、治安に関してそれほど危険を感じたことはありません。今セメスター全体を振り返ってみると、夜にダウンタウンに出かけたことが一、二回しかなく治安がどれほどなのかあまり分かりません。留学生同士だと車を持っていないので、電車やバス等の公共交通機関を使うことが多いです。公共交通機関を利用する際は日本ほど安全ではないということを理解していることが必要です。富裕層は車、貧困層は公共交通機関と格差がはっきりしています。公共交通機関を使用する際は、アルコール依存症や薬物を使用していそうな人もいます。声をかけられることもあるかと思いますが、無視をするようにしています。カルガリーは経済的に潤っている町なので、アメリカや他のカナダの地域に比べても安全だと思います。

 

前期を振り返って

カナダに来てから4ヶ月、時間が経つのがものすごく早かったです。勉強面に関しては、日本とは比べ物にならないほどの量の課題とテストがありました。履修する科目にもよりますが、授業後は毎日図書館で、リーディングをこなすというような生活でした。特に、POLI283 World Issues and Trends, POLI381 Introduction to International Relationの授業 が面白かったです。二時間の期末テスト(POLI381)では、持ち込み不可のComparison Essay とMultiple Answer がありました。特にこのEssayの準備には、丸一週間以上を費やしました。日本では勉強できない違った視点からの国際関係学を学べてとても幸せです。また、図書館に行けば学生達が24時間勉強しています。モチベーションの向上にも繋がり、とても良い刺激を受けています。

日常生活、旅行面に関して、私はとても充実した4ヶ月を過ごすことができました。バンフ、ハイキング、フットボール、ホッケー、車でのシアトル旅行等、色々な場所に訪れることができました。私が一番カルガリーに来て良かったと思えることは、2人のルームメイト(親友)と出会えたことです。それぞれの国(フランス、ノルウェー、日本)についての文化の違いや価値観だけではなく、人として、家族やそれぞれの子供時代について知ることが出来ました。また、彼女たちとの会話を通して、目標の人間像も見出すことができました。それは、「citizens of the world 」になるということです。私達3人は豊かな国から交換留学生としてカルガリー大学に来ました。この交換留学が終わればそれぞれの国に帰り、また豊かな生活が待っています。 しかし、周りを見渡せば、難民としてカナダに来た学生、良い生活を求めて移民してきた人々がたくさんいます。「自分達の置かれた状況がいかに幸せであるかということ、たくさんの人に出会い、新しい価値観を得られたことに感謝しなければならない。」親友2人と一緒に生活する上でこれらのことを学びました。どの国にも良い面悪い面はありますが、それぞれの文化を尊重し理解できる人間に私はなりたいと思います。冬休みは3週間ほど、カリフォルニアを旅行します。バックパックで、それぞれの地域にいる友達を訪ねたいと思っています。初めてのカリフォルニア、とても楽しみです。