Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

カルガリー大学
2013年4月号 国際文化学部 S.N

<この1年を振り返って>

一言で表すとかなり忙しい日々だったなと思います。来る前から少しは予想していましたが、想像以上でした。授業に出ても単語がかなり専門的なため理解できない、ついていけないなどほんとに苦労した部分も多々ありました。ただその中でも得るものは多くありました。まずは以前述べたかもしれませんが、生徒の授業に対する態度がすごく積極的かつ、先生、生徒とのお互いのリスペクトの関係に気づくことが出来ました。それはかなり自分に大きな刺激をもたらしてくれました。はっきり言って日本にいたときは感じたことがありませんでした。そしてメリハリの大切さ。勉強の時は勉強、遊ぶときは遊ぶとかなりこちらの学生ははっきりしていました。そういうのは何をするにしても必要なことだと感じました。それがないと長続きしなかったり、集中できなかったりするからです。

カルガリーでは色んな国籍の人々に出会い、たくさん友達を作って、日本では絶対にできないような経験をたくさんしました。僕自身、留学は英語を学びに来るためだけの場所ではないと思います。確かに英語も重要な要素の1つでしょう。でも実際僕は英語はもちろんのことそれ以上にカナダのことであったりお互いの国、言葉であったり、ものの考え方であったりそれ以上に学びました。これは来る以前は想像もしていなかったことですが、たった8か月という短い期間だったかもしれないですが、自分の将来へのヒントのようなものを得たような気がします。

 

 

<帰国後どう留学経験を生かす予定なのか>

先ほども述べたようにカルガリーで数多くのことを学ばせてもらいました。まず帰ったら英語力を試すために1度TOEICを受けようと考えています。きっと僕がここで学んだものとそれとは単語の使われる分野が違うので別物とは思いますが、英語の勉強を持続させる一つの手段として活用したいと思います。特に僕が力を入れたいのは英語の勉強で、せっかくここで得た知識を無駄にするのはもったいないというよりかは、英語に関するここで経験したことが悔しいことが多かったので、少しでもレベルを上げてもっといろんな話題を話せるようになりたいのが本心です。その他にはここでは8か月という限られた時間しかありませんでした。なのでいつも何をいつにやるかというのを考えていました。ためらっている時間などありません。そうするにはアグレッシブに自分のしたいことをするしかありません。なので日本に帰っても同じような志を持って、いろんなことに日々挑戦していこうと考えています。

 

<カルガリーで学んだこと>

カルガリーに来て以来、新たなことを学んだり、様々なことに関して考えが大きく変わったりしました。特にその中でも感じたのが人との出会いです。カルガリー大学には数多くの国からの留学生を受け入れており、そのためそういった人たちと友達になっていきます。きっと日本にいたらそんな多くの人とかかわることもあまりないでしょう。でもそうやっていく中で、出会いはすごく大切なことだと気が付くことが出来ました。1度離れ離れになってしまうと次いつ会えるかわかりません。そしていつも仲良くしてたメンバー全員で会うこともほぼないでしょう。その中でいかにその人のことを知ろうとすることが大切かを身に染みて感じました。今でもずっと友達の顔がフラッシュバックしてきます。来る以前はカナダのことなんてほとんど知らなかったのに、今では来る以前とはくらべものにはならないくらいのことを学びました。それもあってか今はカルガリーのホッケーチームのファンです。いくら本やインターネットで調べても頭に入ってこないことは多々あります。ですが、こうやってカナダに住んでみたからこそ知れたことも多いですし、やっぱり何事も経験してみることが大切だと思います。後先のことを考えすぎると何もできなくなります。交換留学生としてカルガリーにきて、いろんな人と出会い、友達になり、友達と旅行したり、経験したことすべてがこれからもずっと僕の宝物です。ただこれもすべていろんな人の支えがあったからこそ、ここまでこれたので、日本に帰ったら得たことを必ずフィードバックして、これからに役立てていきたいともいます。