Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

米国仏教大学院
2018年5月号 文学部 S.S

・留学生活を振り返って

多くの方々の支えによって無事約10ヶ月間の留学生活を終えることが出来ました。この場を借りて感謝御礼申し上げます。

初めての海外での長期滞在で、初めは不安で一杯でしたが、IBSの先生方、多くの学友、そして龍谷大学の方々に助けて頂きながら、なんとか留学生活を最後までやり遂げることが出来ました。期末レポートやプレゼンテーションなどに悪戦苦闘し、辛い時もありましたが、今となってはその苦労のお陰で自信がついた様にも思います。

長い様で短かった留学生活ですが、日本では中々経験できないことをたくさん経験できた様に思います。ここで思い出の全てを書くことは出来ませんが、思い返すと寮での日常生活が一番自分にとっては心に残っています。皆で楽しくパーティーをする日もあれば、真面目に仏教の話をする日もあり、時にはすごく個人的な悩みを夜遅くまで相談させてもらったこともあります。それらの思い出は何か特別な時ものではなく日常生活の中での思い出ですが、留学生活の中で一番心に残っている思い出です。

今回の留学が終わった後も彼らとの関係は大切にしていきたいと思います。

 

・帰国後どう留学経験を活かす予定か

留学生活の中で、日本だけでなく様々な国に浄土真宗の教えが伝わり多くの人々の拠り所となっていることを知りました。今後は日本だけでなく世界中にいる念仏者の人達と共に浄土真宗の教えを味わっていける様な人生を送りたいと考えています。

当面は修士論文を書くことに追われることになります。誰かの研究をまとめるのではなく、自分で研究をして、それを一つの形に完成させるというのは私にとって初めての経験で、まだまだ暗中模索の状態が続いております。しかしIBSの講義を受講する中で先生から教えて頂いたことやディスカッションで気付かされたこと、また読書課題で読んだ論文の中には自分の研究の参考になるものも多くありました。留学生活で学んだことを活かし修士論文完成に向けて邁進したいと思っております。

修士課程を卒業した後の予定は、まだ明確には決まっておりません。博士課程に進学をするのか、もしくはこちらの修士課程に正規学生として入学するのか迷っております。ただ何れにしてもこれからも真宗の教えを学んでいきたいと思っております。そして、将来的には日本に限らず世界の人達に向けて自分が研究したことを発表していきたいと考えています。

まだまだ自分の言いたい事を英語で伝えられないこともたくさんありますし、複雑な話や専門的な話では理解できないこともよくあります。なので、日本に帰国した後も出来るだけだけ英語に触れる機会を作りこれからも英語を学んでいきたいと思っております。