Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

米国仏教大学院
2015年11月号 文学部 Y.H

〈カルチャーショックについて〉

渡米してからおよそ三か月が経ちましたが、いわゆる“カルチャーショック”という程のものを経験したことは今のところありません。強いて言えば、以下の慣習が日本とは違いますので、ご紹介いたします。

チップ (レストランや美容院など、サービスを受けたら必ずチップを支払います。基本的に料金の15%で、不満があれば10%、大変満足すれば20%といった具合です)

・カードでの支払い (アメリカは支払がほとんどクレジットカード、あるいはデビットカードです。50ドル紙幣以上は受け付けないことが多々ありますので、現金はほとんど使えません)

・アルコール(アルコールは21歳から飲めますが、法律が日本以上に厳しいです。購入時には必ず公的機関発行の身分証明書の提示、購入後も公共の場で飲んだり、そのまま持ち歩いたりすることは禁止されております)

・公共のトイレがない(基本的に公共のトイレはありません。日本でしたら、コンビニのトイレが使えますが、コンビニも少なく不便です。トイレを使いたかったら、カフェやレストランで貸してもらいますが、“Customer Only”という看板がある場合は、なにかその店で購入する必要があります。

・ホームレスが多い(日本以上にホームレスが多いです。滞在当初は危険視しておりましたが、特に危害を加えるといったケースは少ないようです)

・物価が高い(バークレーの物価は高いです。知らないうちに日本がデフレになっていたことに気づかされます。たとえば、寮周辺のお店で普通にランチをすれば日本円で1500円(12ドル)はかかります。為替の影響もありますが、物価の高さには驚いています)

 

〈日本から持ってくるべきもの〉

日本から持ってきた方が良いものを紹介したいと思います。

・名刺(セミナーやパティーなどのイベントで教授や本願寺の開教使の方など多くの方々にお会いする機会がありますので、名刺は必需品です。できれば日本語と英語と両方準備しておくといいかもしれません。私は渡航前に100枚ほど持っていきましたが、滞在三か月ですでに消費してしまいました。人脈構築には便利かと思います)

・iPad(写真を撮るにしても、ネットで調べものをするにも、とても便利です。必需品ではありませんが、あると便利だと思います)

・布袍、輪袈裟、お念珠(お寺関係の方でしたら、読経や法話をお願いされる機会が多々ありますので、必要です)

・コンタクト、メガネ(コンタクトは多めに、メガネは新しいものを持って来ればよかったと後悔しています。アメリカは保険に加入していないと、コンタクト、メガネはとても高額になってしまいます。渡航前に準備することをお勧めします)

 

以上が日本から持ってきた方が良いものです。一方、日本の本はほとんど持って来る必要はないと思います。IBSおよびUCBerkeleyの図書館に膨大な日本の本があります。仏教、浄土真宗関係もたくさんありますので、大丈夫です。