Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

米国仏教大学院
2012年12-1月号 実践真宗学研究科 K.F

《冬期休暇について》

 

冬期休暇は12/14-2/3まで約一ヶ月半でした。その間、カリフォルニア大学の学生たちも休暇で多くは実家に帰っていて、いつも賑やかだったバークレー市内はゴーストタウンのようになり、いつもとは全く違った雰囲気でした。

休暇中に私はサンフランシスコのお寺とIBSの講堂で英語法話をさせていただく機会をいただきました。また、何か新しいことを始めたいと思い、ホットヨガと茶道をこちらで始めました。こちらに来てから自分の体の健康管理はとても重要だと思い知らされた経験をしたので、なんとか常に体調を万全にするために友人のすすめでホットヨガを始めました。また、「何で?」と思われるかもしれませんが、アメリカに来て茶道という、日本の文化をアメリカで始めることになりました。生徒さんには日本人、アメリカ人など色んな人種の人たちとお茶のお稽古をさせていただいています。日本で茶道を習うとは、また違った雰囲気なのではと、思います。また、茶道の関係でさらに違った分野の友人もたくさんできました。生徒さんの一人がカリフォルニア大学で宇宙工学を勉強されていて、その方がノーベル賞をかつて受賞された教授のお弟子さんということもあり、宇宙工学の講義をしていただきました。

休暇中にはクリスマスとお正月もありました。クリスマスイヴはドームから近いキリスト教の教会に行き、友人たちとクリスマスのミサに参加することができました。日本でも一度は耳にしたことのある、讃美歌を間近で聞くこともでき、また英語でのキリスト教のお説教を聞くことできました。そして、最後には一人一人がキャンドルをもって灯をともして讃美歌をみんなで歌いました。自分で違う宗教にふれ、体験する貴重な経験ができました。クリスマス当日はドームの友人の家でアメリカ式のクリスマスの日を楽しみました。みんなでスポーツ観戦をしながら、たくさんのごちそうをいただき、たくさんお話をして、プレゼントまでいただきました。家族で集まることの重要さ、暖かさをクリスマスの期間を通して感じました。

 

 

 

 

新年からは友人のお宅にお邪魔してパーティーしたり、お茶の先生のところで茶道の初釜を経験することとなりました。大きな旅行などはしていませんが、のんびりと色んなことを整理したり、考えたり、人とゆっくりお話ししたりすることができました。前半のセメスターでは講義やアメリカの生活に慣れることで一杯いっぱいだったので、わたしにとってはのんびりとしたよい休暇となりました。

また、留学中の一つの目的でもあるアメリカにおける浄土真宗の状況を調査することもできました。IBSやBCA(米国仏教団)のオフィスの方々にBCAの現状や活動等を詳しく聞くためにインタビューもしました。仏教の現状、浄土真宗の理解、お寺の仕組み、仏教の通信教育の活動、CBE(Center for Buddhist education)の活動、この仕事への想い等、4人の方にインタビューすることができました。またそれをパワーポイントにまとめて、発表できる形にも仕上げました。