Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

プエブラ栄誉州立自治大学
2019年4月号 経営学部 Y.Y

カルチャーショックについて

メキシコと日本の文化は共通点が無いのではないかと思うほど違います。今までで一番のカルチャーショックはあるファーストフード店のサービスの遅さです。私は日本でそのファーストフード店で3年間働きました。日本のファーストフード店は顧客に素早く商品を届けるために常に動き続けています。しかし、メキシコの店員は非常に動きが遅い上に自分の仕事が終われば他の場所に手伝いに行くなど、日本で当たり前に教えられてきた常識が全くありませんでした。日本ではクレーマーが問題になっていますが、メキシコに来たら発狂するんじゃないかと思います。

ある日本食のレストランに行った際に、そこでは店員を呼ぶためのベルがありました。しかし、メキシコのほとんどの場所ではそのような機械は無く、店員を直接呼びます。その習慣に慣れすぎたのか、店員を直接呼んでしまいました。メキシコ人の店員には次からはこの機械を使って下さいと言われてしまい、少し恥ずかしかったです。

日本に住んでいれば当たり前と思うことも、10か月もいればその土地に慣れてしまい常識が変わってしまうことを体験しました。郷に入っては郷に従えという言葉がありますが、正にその通りで、慣れてしまえばカルチャーショックなんて何てことないです。むしろそれを楽しんで欲しいです。

 

ペルー及びボリビア旅行

メキシコには「セマナサンタ」と呼ばれる週があります。BUAPも4月中旬に1週間の休みがあったので、それを利用して南米へ旅行しました。また、この時期はメキシコのバスが学生だと半額になるので、メキシコ国内の旅行もお勧めです。

私はこの留学で必ず、マチュピチュとウユニ塩湖に訪れたいと思っていました。一人で行くのは心細かったので、日本人の友達がペルーのリマの友達に会いに行くと聞き、それに便乗して一緒に旅行しました。一人旅もいいですが、何かと2人以上いた方が安心だと感じました。

日程は9日間で飛行機を5便、バスを4本、列車を2本利用しました。南米大陸は本当に大きくて、移動が大変です。しかし、今はインターネットがあるので、予約できるものは全部予約しました。ウユニで知り合った方は全部現地で手配していたので、心配性でなければ現地手配でも問題ないです。

4月は南半球だとこれから冬に向かうので、ボリビアとクスコが非常に寒かったです。ウユニはマイナス2度まで下がったので、この時期に行く場合は防寒着が必ず必要です。この時期、雨季は終わっていますが、ウユニ塩湖で鏡張りを見ることは十分できます。しかし、夜のツアーは満月が明るすぎて星空が綺麗に見えませんでした。夜は新月だととても綺麗に見えるらしいです。天気が安定しているので、天候を気にせずに旅行することが出来るため、私は4月に南米に行くことをお勧めします。

マチュピチュはお金があれば楽に旅行できます。近くまで鉄道が通っているので、本当に楽でした。私たちは先にウユニ塩湖に行ったため、ウユニ塩湖の絶景に感動しすぎてマチュピチュが少し霞んで見えてしまいました。ウユニ塩湖は旅行の最後に取っておいた方がいいです。

今回の旅行では全体で20万ほどかかりました。飛行機や鉄道をバス移動にすればもっと安く旅行できると思います。マチュピチュとウユニは絶対に行って損しない場所なので、お金を貯めて、留学の最後に訪れてください。あと、すべての買い物で値切ることが出来るので、その時にスペイン語も生かしてください。