Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

プエブラ栄誉州立自治大学
2019年3月号 法学部 R.F

1、 現地の学生、友人について

ラテンアメリカの人たちは、とても明るい性格をしているといわれています。街中でも日本とは違って、知らない人同士、会話が始まることが多々あります。このようなことから学校でも同じようにたくさんの人が話しかけてくれます。さらに私が通っている言語学部は海外に興味のある学生が多いので、積極的に話しかけてくれる人が多いです。Facebookでのコンタクトが大量に来たり、電話番号を聞かれたりしたので最初は戸惑いました。この点でも文化の違いを感じました。

ほとんどがいい人たちですが、中には悪い人が紛れている可能性もゼロとは言えないので注意することも大切です。昨年BUAPに留学していた他国の学生がメキシコ人の友人にお金を貸し、まだ返してもらえていないということを聞きました。悲しいことですが、外国人に対しては、お金を多く請求するなど、金銭に関する問題をよく耳にします。これらの背景にはメキシコ人が、日本や欧米諸国から来た人はお金を沢山持っていると思い込んでいることがあると思います。なので、納得がいかないことがあったら日本のように曖昧に表現せず、はっきりNOと断ることが重要です。

ネガティブなこと書きましたが、私の友人たちはありがたいことに、遊びに誘ってくれたり、ご飯に連れて行ってくれたりします。スペイン語を上達させるためにも、友人をたくさんつくり、楽しみながら学ぶことが大切だと思いました。

 

2、 グアナファト旅行について

3月の初旬にBUAPに留学中の日本人学生とグアナファトに旅行に行きました。グアナファトはプエブラからバスで7時間のところにある街です。料金は往復1800ペソと少し高めですが、バスの中には座席に飛行機のようなモニターが付いて映画を見ることができ、トイレも男女別に完備してあるなど、とても快適です。

谷間に位置しているので、街の規模は大きくはないのですが、とても綺麗な景色や、ミイラ博物館など観光地として有名です。両脇にそびえる山に登れば、とてもカラフルな街並みを一望することができます。日本にはない景色なので、留学中には是非訪れておきたい場所の一つです。ミイラ博物館では老人のミイラから赤ん坊のものまで、約200体のミイラを見ることができます。メキシコは日本と違い土葬が一般的です。このミイラ博物館では、公立墓地で遺族が管理費を払えなくなったものの中で、状態の良いものを観光資源として活用しているようです。少し怖いと思うかもしれませんが、これもなかなか日本では見ることができないので、とても興味深いと思いました。

2日目にはグアナファトからバスで1時間30分ほどのところにあるサン・ミゲル・デ・アジェンデという町に行きました。ここも大きな町ではないですが、ピンク色の綺麗な大聖堂や、アメリカ人の引退後の移住地として有名です。

グアナファト州やその周辺の地域は、日系企業が多く進出しており、道路標識にはスペイン語と英語に並び、日本語も併記してあります。日本人としては、とても過ごしやすい地域ですが、それと同時に日系企業の駐在員を狙った犯罪が多発する地域でもあります。私が旅行をしている時にも、サラマンカというグアナファト周辺の町で銃撃事件がありました。やはりメキシコではどこにいても十分に注意をする必要があると感じました。

1、グアナファトの景色