Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

プエブラ栄誉州立自治大学
2019年2月号 法学部 R.F

1、 余暇の過ごし方について

BUAPのあるプエブラ市は、京都市と同じくらいの人口をもつ大都市で、電車はほとんどないものの、バスなどの公共交通機関が発展しています。したがって、余暇の過ごし方もたくさんあります。プエブラ市内でいうと、セントロが一番鉄板なスポットですが、他にもショッピングセンターなどたくさんの場所があります。

メキシコにはPueblos Mágicosと呼ばれる「とても魅力的な観光地」としてメキシコ政府に認定された場所がたくさんあります。プエブラ市の隣にあるチョルーラ市もその一つです。チョルーラ市には、スペイン人の到着以前からあったピラミッドがあります。そのピラミッドの上には、スペイン人によって建てられたカトリック教会があり、スペイン植民地時代のシンボルとなっています。教会の内部は、ウルトラバロック調と呼ばれる装飾がたくさん施されており、とても興味深い造りとなっています。ここは留学中に一度は訪れたい場所の一つです。

他にはプエブラから車で1時間くらい行ったところにアトリスコという町があります。ここもPueblos Mágicosの一つで、とても美しい街並みを見ることができます。クリスマスの季節になるとお祭りが開催され、イルミネーションや移動式の遊園地が設置されます。真冬ですが気温も低くなく、きれいな景色を楽しめるのでお勧めの場所です。

プエブラから土日を利用してメキシコシティに遊びに行くこともできます。プエブラのバスターミナルから3時間くらいで行くことができ、一等車に乗れば大きな座席に座れ、携帯の充電も可能です。さらに、トイレや冷暖房も完備しています。一等車でも片道1200円くらいです。バケーションの時期になると、BUAPの学生は半額で利用することができます。他にも、バスターミナルからはたくさんの場所に行くことができます。日本でいう鉄道が、メキシコではバスになっている感覚です。サービスも日本のバスより良いと思います。

 

チョルーラのピラミッドと教会

 

アトリスコの街並み

 

2、 メキシコ人の時間の感覚とお金について

日本で海外、特に中南米について考えたときに、やはり時間にルーズだという事が頭に浮かぶと思います。実際にメキシコに来て思ったのは、人にもよりますが日本に比べると時間通りに動いている人は少ないと思います。授業の開始時間も15分遅れるときや、授業自体がキャンセルされることも少なくはないです。友人との待ち合わせでも1時間30分遅れて到着されたことがありました。本人に悪気はないようでした。メキシコでは30分以上の遅刻は普通のようです。文化の違いなので、決して怒らないようにしましょう。

メキシコでは一般家庭でも貯金をしている人は少なく、基本的にその月の給料だけで生活しているところが多いようです。また、一度の食事に100ペソ(約600円)は高いようです。あと基本的に財布にたくさんの現金を入れている人は少ないです。なぜなら掏られることや強盗に遭うことがあるからです。最近でも私の友人が、普段利用するバスの中で財布を掏られる出来事がありました。メキシコ留学生活半年以上が経ち慣れてきたころですが、再び気を引き締めなければならないと思いました。