Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2018年12月号 国際学部 Y.M

治安、危険を感じたこと、トラブルについて

ワルシャワに来て3か月が経ちました。3か月の生活の中で、治安の面で危険を感じたことや、トラブルは今のところ特にありません。基本的には学校と寮を行き来するだけの生活なので、そもそも外にいる時間が短いからかもしれません。寮はセキュリティがしっかりしていますし、学校の周りも治安が良いので、過剰な心配はしなくていいと思います。もちろん、油断は禁物です。私は一度だけ、遠目ではありますが、少し不審な男性を街中で見かけたことがあります。日本もポーランドも例外なく、どこの国に行っても不審者はいます。然るべき行動を取れば被害にあうリスクはかなり減らせると思います。治安が良い国だからと言っても、暗い夜道を歩く際は警戒心を持ったり、常日頃から身の回り品には気を付けたりしています。

また、先月少し触れましたが、11/11のポーランド独立記念日は気を付けた方がいいと思います。中心部で行われる盛大なパレードには右翼団体等も参加しており、年々参加人数が増え激しさを増しています。ポーランド人の友人はそのようなパレードの現状にはあまり納得していないみたいですが、念のためワルシャワ中心部への外出は控えた方がいいと言われました。

 

ポーランドでのクリスマスシーズン

12/22から待ちに待った冬休みが始まりました。2週間ありますが、そのうち年越し含む5日間旅行する以外には何も予定がありません。よって、冬休みの大半をワルシャワで過ごすこととなります。

冬休み直前の最後の週は、どの授業においてもあまりちゃんと授業をしていなかったと思います。水曜日の授業2つが休講になり、金曜日の2つの授業に関しては、授業に来なくて良いとあらかじめ言われました。こういうところに、ポーランドのクリスマスに対する価値観が表れていると感じます。ポーランドのクリスマスは一般的に家族で過ごす時間となっています。そのため大半(ほぼ100%)のポーランド人下宿生やヨーロッパから来た留学生は、冬休みの間に実家へ帰り家族でクリスマスを過ごします。冬休みが始まる前に実家に帰る学生も沢山います。先生たちもそれを理解しているので、冬休み前の授業は休講にしたり、「親御さんに会いに行きなさい」というメッセージ付きで授業に来なくていいと言っていたりしました。すごく素敵な文化ですが、友達みんな母国に帰るか、旅行に行ってしまったので、少しだけ寂しい冬休みを過ごすことになりそうです。

ワルシャワの冬はかなり寒く、気温が氷点下になることにも慣れました。外に出るのが億劫になる季節ですが、そんな季節に行きたくなるスポットを少しだけ紹介します。世界遺産のワルシャワ歴史地区では小さなクリスマスマーケットが開かれており、エリア全体にイルミネーションが沢山ありとても綺麗です。そこから少し歩いたところにある噴水公園のイルミネーションが特に綺麗で、景色も良くおすすめです。また、ワルシャワ国立競技場内と、マーメイド像のある旧市街ではこの季節にスケートリンクが張られ、どちらも1000円未満でアイススケートを楽しむことができます。アイススケートを楽しんだ後はホットワインやホットビールを飲んで温まるのが最高の楽しみ方です。

<噴水公園のイルミネーション>          <スケートリンクのある旧市街広場>

<新世界通り>