Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2017年10月号 国際学部 S.F

ポーランドの街並み(環境)について

留学してからあと少しで1ヶ月が経とうとしています。今回は、ポーランドの街並みについて少し紹介させていただきます。ポーランドはソ連解体以前は社会主義国であったため、建物は全て国が所持していました。当時から残っている建物も多く、それらはデザインがとても似ている上に、窓の並びが均等で日本では味わえない不思議な気持ちになります。一方、解体後はEUに加盟した影響もあり、西ヨーロッパが目指す現代的な建物が増えています。そのため、中央ワルシャワ駅付近では高層ビルやショッピングモール(いわゆる都会で見られるような建物)などが多く目に入ります。一方を見れば、梅田のような都会とさほど変わらない景色が立ち並んでいますが、もう一方を見ると、昔から残っている景色が立ち並んでいるのでとても面白いです。加えて、都市部でありながらも広くて大きな公園が多く存在しているので、リフレッシュやランニングなどができる環境も充実しています。街を探索して気づいたことは、自転車専用道路が日本に比べてかなり多いことです。自転車レンタルシステムがワルシャワでは上手く機能しているので観光などの交通手段として自転車が広く使われているのが伺えます。今度、レンタル自転車を使い公園に行きリフレッシュでもしようかと考えています。

食事について

ポーランドと聞いて何か有名な食べ物を思いつく人は少ないでしょう。実際に私もその中の一人でした。ポーランド人にポーランドといえばという質問をすると必ず(ピエロギ)という答えが返って来ます。ピエロギとは、日本でいう餃子のようなものでチーズやほうれん草を皮に包んで蒸す調理方法が一般的です。餃子と同じように食事のメニューの一つとして楽しまれている上に、ラズベリーなどを包んだおやつとしてのピエロギも見かけるので気軽に食べることができます。寮の近くのスーパーにもインスタントのピエロギが売っているので今度挑戦してみようと思っています。私が住む寮にはミールプランがないので、外食に行ったり自分で作ったりしています。外食では、近所のケバブ屋とパスタ屋が両方とも300−500円で満足に食べられるのでよく利用しています。自炊については、野菜やトマト缶が安いので、時間がある日はリゾットを作ったり少し手間がかかるが栄養を取れる物を作ります。時間がないときは、パンとスクランブルエッグなど簡単に作れるものを食べています。パンも安いものだと小さい食パンが10枚ほどで60円、バケットが50円だったり手頃に買えるものがあるのでとてもありがたいです。醤油や麺つゆなどの調味料が日本の約3倍の値段で売られているので日本食を頻繁に食べることはできませんが、洋食も美味しいので食生活に困ることはありません。