Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2017年12月号 国際学部 S.F

治安、危機を感じたこと、トラブルについて

ポーランドでの留学生活がもう少しで3ヶ月になろうとしていますが、治安が悪いと感じたことはほとんどないです。ワルシャワの中央街に出るとホームレスは少しいますが、彼の気性が特別荒いと感じたことはありません。ただ、先月のマンスリーレポートで述べたように独立記念日などの政治的な意味を持つ日には国民のナショナリズムの高まりにより、発煙筒や爆竹が見られることもあります。このような日はメインパレードの群衆を避けて行動するなど対策を取れば大きな問題に遭遇する可能性は低いでしょう。しかし、少し慣れてきたからと言って油断をすると何か起こることがあるので、貴重品などの自己管理は徹底しておくべきだと思います。イタリアなど他の国に長期休みを利用して旅行する際は、ポーランドが治安がいいからと言ってスリ対策などを怠るのは良くないでしょう。顔の系統が全く違うので、街を歩いているときに凝視されたりすることは稀にありますが、それを差別と捉えるのではなく、好奇心でこっちを見ているのだと自分に言い聞かせることもある種重要なことだと考えています。留学生活も中盤に差し掛かろうとしていますが、比較的安全な場所だからと言って油断をせず、健康な状態で日本に帰りたいと思っています。

進路について

私は現在三回生で帰国時期は4回生の夏になります。そのため就職活動では一般の大学生に比べてかなりの遅れをとることになります。大学院進学の場合もゼミを遠隔指導で受けさせていただいているため、教授との頻繁なコミュニケーションをとることが難しく、卒業論文の政策に関しても遅れをとるでしょう。そのため、双方においても少しずつ調べていく必要があると考えています。私は、大学院進学か就職かの選択を決めかねているので少しずつですが双方について調べているところです。SGHに留学している国内の他大学の友人によると、アメリカやイギリスで日本人留学生向けのキャリアフェアが開催されているということです。就活生はそこで有名な日本企業や外資系企業にエントリーし、審査に通れば電話などを通して面接を行うそうです。私は、11月に行われたボストンでのそれには参加しませんでしたが、友人は参加しすでに数社の面接も受けたという話を伺いました。海外に留学している就活生にとってキャリアフェアはとても重要なイベントであると実感しました。大学院進学の場合は、自分の研究テーマについてリサーチを進める必要があります。私の場合、大まかな研究テーマは決まっていますが、どこに焦点を当てた研究を進めるかが曖昧なので、それを決める必要があります。今のうちから自分の研究内容にあった大学院を龍谷大学も含め数大学調べておくのも良いかと思います。3回生からの留学は授業と進路選択の両立など少しハードなことですが、あまり多くのことを考えすぎないように今はワルシャワでの留学生活を楽しむことを第一に考えようと思います。