Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2016年6月号 文学部 M.D

①この留学を振り返って

自分が日本の大学で学べなかったことや今まで経験したことがないことの連続でした。例えばそもそも私は文学部に所属しているので英語で経済学を学ぶといった機会は将来難しくなってくるでしょう。個人的に成長したと実感できることは大学での勉学だけではなく、寮生活も含まれています。他の留学生や別号のマンスリーレポートですでに記述されていると思いますが、寮では二人一部屋しかも絶対にアジア人同士や日本人同士の部屋にあたることがないように組み込まれています。そのため必然的に英語を使わなくてはならない状況に日々ぶち当たり、生活レベルで英語を使えるようになれば結果的に授業や他の場面で有効に活用できる、というメリットが存在するからです。

留学前にきちんとした英語の力をつけていなかった私にとって留学序盤は精神的に辛い時期が何度もありました。しかし限りなく底辺に近い私の英語でも頑張って理解しようとしてくれたり、様々な面でサポートしてくれた人たちによって中間から終盤にかけて比較的精神的に安定した生活を送ることができました。ここまで成長できたのは決して自分の実力だけではなく、周囲の人のサポートがあってこそです。もし私が交換留学という決断をしていなかったら素晴らしい友人に会うことは無かったでしょう。

 

②帰国後どう留学経験を生かすか

帰国後の生かし方について話す前に友人の話をします。六月初旬に私の友人がワルシャワ観光を含めて遊びに来てくれました。久しぶりにあえて本当にうれしく、懐かしかったです。一日目にワルシャワ、二日目にクラクフへ観光しました。私はちょうど二日目に大学の試験がかぶっていたのでワルシャワ観光のみ同行しました。観光をしているとヨーロッパ全体とポーランドの歴史的背景を目の当たりにできる、ということに気づかされました。日本でもそうかもしれませんが現地に実際に住んでみると中々その土地について客観的な目で学ぶことはいささか難しいです。ですが、こうして友人が訪問してくれることにより一層ワルシャワについて知ることができる機会に巡り合うことができたのでそういった意味でも非常に有意義な日々を過ごすことができました。

帰国後は三回生後期から授業をうけることになるので、なるべく英語を実践的に使う科目を取り、今の英語の実力を維持、発展を図りたいです。そして進路ですが正直いまのところ院へ進学するか就職するか迷っています。それに備えて院入試の準備と就活の両立、更に必修で受けなくてはいけなかった授業を取ったりするので留学先から帰国後はかなり忙しくなると思います。しかし、この留学経験がなければそもそもここまで将来についてどうあるべきかを深く悩んだりしなかったと思います。つまり留学経験を通じて選択肢の幅がとても広がりました。