Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2015年2月号 経済学部 A.T

①試験について

SGHでは龍谷大学や日本の大学と同じようにテスト期間があり、科目に応じてその期間にテストを受けます。(※テスト期間やその他の年間スケジュールがわかる画像を添付しておきます。)
SGHのフルタイムの学生だと10コマ前後の科目を履修している人が多く、それぞれの科目のテストに向けて本格的に勉強に集中しているようでした。経済・経営のコア科目を履修している友人は、1月はほとんど遊びに行くこともなく週末も寮にこもって勉強していて大変だと話していたので厳しい科目も多いようです。しかし、追試の制度が一般的でこちらに来てからresitsの制度をよく耳にしました。この科目はresit受けないといけない、と話していた友人もわりといましたし、追試に悪い印象はないようでした。私自身のイメージとして少しマイナスな印象があったので、少し驚きました。通らなかったからもう一度受ける、ただそれだけのように感じました。

私の場合は秋セメスターは8コース受けていて、そのうちの多くがテスト期間ではなく授業の最終日にプレゼンやテストをするものが多かったので、年末年始の休みが終わり授業が再開したその週は毎日プレゼン、テスト、もしくはレポート提出というように他の学生と比較すると早い時期に追い込まれた生活をしていました。しかし、その分春セメスターまでの期間にはゆとりがありました。

科目ごとにテスト形式を挙げていきます。

【History of International Relations】

lecture形式、授業最終日にテスト

【Marketing Communication】

workshop形式、個人プレゼン+グループプレゼン、クリスマス休暇前にテスト(選択+論述形式。テスト期間中、もしくは授業最終日にresit可能)

【Service Marketing】

workshop形式、グループプロジェクト、授業最終日にテスト(論述形式、テスト期間中にresit可能)

【Ethics in Business】

lecture+workshop形式、単位が小さいので授業数が他の科目の半分しかない。(全8講義)グループプレゼン+授業最終日にテスト(クリスマス休暇までにresit可能、教授と要相談)

【Quality Management】

lecture形式、ペアプレゼン、テスト期間中にテスト、レポート、毎回の授業に課題提出。(テストは論述形式、追試期間中にresit可能)

【English for International Relations】

workshop 形式、個人プレゼン、テスト最終日にテスト。(resit可能)

【English for Advertising and Marketing】

workshop形式、グループプレゼン、テスト最終日にテスト(テスト期間~追試期間に最大2~3回のresit可能、教授と要相談)

【Polish for Foreigners】

言語クラス、中間+期末の2回のテスト

秋セメスターはマーケティングの授業を中心に受講したのでテストよりもプロジェクトなどグループワークが多く、ほかの学生と交流する良い機会にもなりましたし、なによりも授業が興味深く楽しんで参加することができました。

②新学期について

日本の大学は春・夏ともに長期休暇があることが特徴だと思いますが、国によって授業の期間などは大きく異なります。SGHは秋セメスターの授業が1月中旬で終わり、下旬にテスト、2月第一週にresitsとあり、中旬から春セメスターが始まります。テストを終え一安心するとすぐに新しい授業がスタートするので、私は切り替えをするのに少し戸惑いました。SGHに来る留学生が1セメスターのみの滞在が多いこともあり、友人たちが帰って間もなく新しい友人との関係を築くこと、新しい授業を受けること、新しいルームメイトと過ごすこと、など多くの環境の変化に対応しきれませんでした。しかし、新学期が始まり約2週間、徐々にモチベーションも上がってきています。

今期は7コースを受講することに決めました。秋セメスターで取ったBusiness Ethicsの授業が興味深かったので、今期もビジネスの授業やEthicsに関連する授業、Tourismなど龍谷大学では受講できないような科目を取ってみることにしました。また、英語力の底上げになりそうなプレゼン力を向上させる科目やビジネス英語の科目も履修しました。印象として、秋セメスターよりも春セメスターは留学生が少ないように感じます。その分小さなコミュニティで仲良くなれると前向きに考えていますが、韓国やシンガポールからの学生は前期よりも多くなりました。日本人の変化はなくSGHに4名です。やはり、ポーランドに留学に来る日本人の数は少ないなと実感させられましたし、勉学に集中する良い環境であると言えると思います。

留学生活も折り返しを迎え、焦りと不安、帰国したい気持ちとまだまだ帰りたくない気持ちと混ざったような感覚です。後半戦は慣れもあり、今まで以上に早く過ぎると思うので後悔のないように”今しかできないこと”を大事に思いながら生活したいと思います。

 

*年間スケジュールです。オリエンテーション期間から休暇など細かく記載されているのでとても助かります。

*新しいルームメイトは台湾人です。親日家で有名な国ですが、私のルームメイトは特に日本が大好きだそうで、私とルームメイトになれてよかったととても喜んでくれています。私も嬉しいです。日本語を勉強したいとのことなので、「おかえり」や「おやすみ」を覚えて使ってくれます。部屋に帰るたびにすごく懐かしい気持ちと安心感でいっぱいです。この写真は肉じゃがを振る舞った時です。みんな喜んでくれました。

*ドイツ人の友人が福豆をおいしいと言ってくれました。節分の時期に親が小包を送ってくれて、中に福豆が入っていて懐かしくなりました。節分の文化は日本固有のようで、台湾や中国にもないそうです。みんな興味深そうに聞いてくれて豆もおいしいと食べてくれました。シンプルな味の福豆をおいしいと言ってくれて内心すごく嬉しかったです。