Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2015年9月号 文学部 M.D

オリエンテーションについて

私が通っているワルシャワ経済大学にはオリエンテーションウィークという交換留学生の文化交流の機会を設けるために作られた期間があります。内容は交換留学生と一緒にショパンのコンサートへ言ったり、ランチを食べたり、クラブで遊ぶなどバリエーション豊富です。ちなみに交換留学生はBACHELARとMASTERに分かれており、MASTERはBACHELARより学位が高いのでレベルが高い授業をとっています。そしてもし龍谷大学の学生がワルシャワ経済大学へ留学するのならば恐らくBACHELARとして留学することになるでしょう。話を戻しますが、このオリエンテーションでは必ず参加しなくてはならないオリエンテーションと参加しなくてもよい、オプションとしてついているオリエンテーションに分けることができます。

参加しなくてはならないオリエンテーションを具体的に言えば、ワルシャワ経済大学のざっくりとした授業制度を説明する(当たり前かもしれませんが、すべて英語です)ものや、学生証をもらうために必要な手続きを説明するオリエンテーションのことを指します。繰り返すようですが、これは必ず参加しなくてはいけません。参加しなくては授業に参加するどころか、ポーランドで生活することがほぼ不可能になってきます。なぜなら寮で生活するうえで学生証は必要不可欠であり、更に詳しく言えば、電車やバスなどの公共交通機関を利用する際に学生証にまとめてお金を入れて定期代わりに使うからです。というのも大学や寮の近くにもコンビニエンスストアやスーパーマーケットはありますが、どれも小さいので食器などの生活用品を揃えるためには必然的に大きなショッピングモールや大型スーパーマーケットがある場所まで電車かバスで行く必要があります。

自由課題 寮について

私がいま住んでいる寮は”SABINKI”(サビンキ)と言います。サビンキは基本的に二人一部屋になっており、私の場合はドイツ人がルームメイトになります。生活を共にするので買い物に出かけるときは基本一緒に行きます。更に私の場合、寝る時間はルームメイトに合わせて寝ます。私のルームメイトはとても睡眠を大事にするので最低でも夜中の12時には必ず寝ます。おかげで規則正しい生活を送れています。

しかし、この寮には日本人にとって生活しづらい面もあります。まず、シャワーが共同で各階ごとに8箇所設置されています。ですがこの寮にはバスタブというものが基本的に存在しません。なので、日本にいたときのようにたっぷりお湯をひいた湯船につかることなど不可能です。もちろん温泉や銭湯もありません。さらに食文化についていえば、ヨーロッパ圏では「米を炊く」という概念がないようです。どうやら米はパスタと同じ感覚で使われているようで炊くのではなく茹でて使っています。それにここで使われている米は日本米と違ってとても細長いです。それに炒めた野菜や肉とカレースパイスを和えて食べるのがオーソドックスな食べ方のようです。私にはこれを理解するのにしばらく時間がかかりそうです。