Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ワルシャワ経済大学
2014年6月号 経営学部 Y.M

①この留学を振り返って
9ヶ月間の留学は終わってみるとあっという間に感じます。日本人がいない環境で勉強したいという理由もあり、日本ではマイナーなポーランドを選びましたが、すべての出来事が自分にとって初体験で、最初の方は苦難の連続でした。でもそこで他の日本人がいたら絶対に頼っていたと思うし、もがきながらでしたが日本人一人で良かったなと、良い選択だったと今は思います。
留学して一番成長したと思う点は行動力です。日本での生活は学校、部活、バイトと自由な時間があまりありませんでしたが、ポーランドの生活はその逆で自分から動き出さないと毎日がなんとなくで終わってしまう状態でした。サッカーがしたいために色んなチームに出向いてみたり、ポーランドで働く日本人と人脈を広げたり、旅行したり、マラソン大会に出たり。勉強するだけでなく、色んなことも経験できた本当に良い機会でした。
後悔する点としては、日本にいる間にもっともっと英語を勉強しておくべきだったこと。他の留学生は英語ができて当たり前で、改めて交換留学とは英語を学ぶ留学ではなく、英語で何かを学ぶ留学だと実感しました。しかしそんな中で、世界中の友達からのサポートを受けたり、日本からの親や友達の励ましなど周りの優しさに気付けたそんな留学でもありました。

②帰国後どう留学経験を活かす予定か
私は就職活動をせずに、自分の家族の会社を次ぐ予定です。英語が直接その仕事に関係するわけではないですが、留学で学んだ色んな考え方や行動力、経験を活かせる場面は必ずでてくると思います。また、今現在では日本で過ごす方が他の国に比べて明らかに快適ですし、日本語だけでなんの不自由もなく過ごせますが、10年後、20年後のことを考えれば、少子高齢化などもあって確実に海外と関わることが増えてくると思います。なので英語の勉強は日本でも継続して続けていきたいです。交換留学中に出会った海外の友達は、日本の留学生より将来のことを考えていて、そのために着実に準備を進めているなというイメージがあります。彼らを見習って、残り学生生活も短いですが、学生の間にもっと将来に向けて色んなことを学ぶべきだと感じています。
あとはポーランドのワルシャワ経済大学の良さを他の龍大生に薦めることもしていきたいと思います。やっぱり留学と言えば英語圏に行くべきという固定観念がありますし、私自身も、「なんでポーランド?」ということをたくさん聞かれ説明しても「やっぱり留学は英語圏だろ!」と納得されないということが多くありました。私はポーランドを選んで、他の人ができない経験をたくさんすることができ本当に良かったと思いますが、たしかに自分自身も留学前は情報が少なく不安なことがたくさんあったので、少しでもそのようなポーランドに留学を考えている人のサポートだったり、アドバイスができたらなと考えています。