Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

ヴィリニュス大学
2018年10月号 国際学部 H.A

環境について

学習環境と生活環境の二つのテーマに分けて書きたいと思います

・学習環境について

ヴィリニュスの街の中心は観光地として結構栄えているのですが、そこに大学があり、大学自体も歴史がある学校で観光客も多く訪れます。メインキャンパスは私の住んでいる寮からバスで約4、50分かかります。その他に、学部によって違う場所にあるキャンパスもあります。私はそのメインキャンパスでの授業と、そこから歩いて5分くらいの別の学部の授業をとっています。メインキャンパスにはいくつかの学部が入っており、建物やエリアごとにその学部の授業が開かれます。大学内の案内などはなく、少し複雑な上あまり詳しい地図もないので、どこにどの学部があるのか最初は理解するのが難しい状態でした。そして学部と建物が一致しても内部も難しいので、はじめはわかる人に案内してもらうのが良いと思います。

図書館は二つあり、一つはメインキャンパスにある歴史ある建物で、歴史系の本などがおいてあります。ただ、自習スペースのようなものがあまり多くありません。もう一つのSaulėtekioは、私の住む寮から歩いて約15分の所にあります。二つ目の方は非常にきれいで、パソコンを置いている机や個人自習室などがあり、こちらは24時間開いています。多くの学生が快適に勉強できるような施設だと思います。そして本はジャンルごとに二つの図書館に分かれているので、必要な本がどちらにあるか調べて借りる必要があります。

・生活環境について

生活の環境について一番大事なものの一つは寮だと思います。寮は三つの場所があり、出発前に第三希望までを決めなければなりませんでした。Saulėtekio, Olandų, Didlaukioの三つです。私は今、第二希望のSaulėtekioの三人部屋に住んでいます。環境は正直、良いとはいえないと思います。部屋の中はきれいですが、建物自体やキッチン、トイレ、シャワーなどは結構汚いです。ただSaulėtekioの中でもいくつか建物があり、建物やフロアによってその設備やきれいさに違いがあります。私のフロアのキッチンには共同の冷蔵庫が一つだけなのですが、他のフロアには二つあったり、電子レンジが置いてあったりします。シャワーもワンフロアに四つあるのですが、違う建物では二部屋に一つの場合もあります。

初めに寮に着いた時は、何もないなという印象でした。なので調理器具やお皿、調味料など、生活に必要なものはすべて自分で準備する必要があります。大きめのスーパーにいくと結構何でも売っているので、こちらで揃えられると思います。ただ調味料は日本にはあるものがなかったり、あっても味が違ったりします。

私のルームメイトについてなのですが、二人のルームメイトがいました。しかし希望の授業が取れなかったり、履修した授業がリトアニア語で開講されたりと問題があったらしく、彼らは二人とも寮を出て行ってしまいました。一時は三人部屋に一人で住んでいたんですが、それを知った同じフロアのトルコ人二人が一緒に住もうと言ってきたので、管理人のところに行くとすぐ部屋の鍵を渡してくれて、簡単に部屋を変えることができました。なのでもし部屋が空いていたら変えることができると思いますし、寮について何か困ったことがあれば管理人さんのところへいくと良いと思います。ちなみにそのルームメイトは、一人は帰国して、もう一人はリトアニアの別の大学へ通い始めたらしく、私の寮のすぐ近くの寮に住んでいます。