Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2018年9月号 文学部 R.O

【オリエンテーションについて】

オリエンテーションの日程は学部ごとに異なります。私はバレンシア大学からのメールで日程を確認しました。オリエンテーションは全体に向けた説明と学科別の説明が、同じ日にそれぞれ別の教室で行われました。全体オリエンテーションを受ける前に、説明会場の入り口の前で説明資料、履修登録用紙や文房具の特典の一式が入ったトートバッグを受け取ります。資料を受け取るブースは学科ごとに分かれているため、確認が必要です。

〈全体オリエンテーション〉
主に大学の施設、学生証の発行やビザ延長など各種手続きの案内を受けました。説明は全てスペイン語で行われますが、スライド画面が使われていたため主要な情報は目で見て受け取ることができます。

〈学科別オリエンテーション〉
小教室で行われ、コーディネーターとチューターの紹介を受けました。スライド画面はなく、全てスペイン語で口頭の説明を受けました。説明後、コーディネーターから履修登録用紙にサインを受け取るため列になり順番を待ちました(登録したい授業がまだ決まっていない場合でも、先にサインをもらうことは可能でした)。並んでいる間、エラスムスの学生は履修登録用紙とは別に自国の大学から発行された書類を準備しており、自分がその書類を持っていないことに不安になりましたが、結果的にその書類は日本からの交換留学生の私には不要であり手続きに問題はありませんでした。全員がサインを受けた後はコーディネーターのオフィスを案内され、その後解散しました。

全体オリエンテーションが予定時刻から40分遅れて始まったことにより、全体のスケジュールが押され、最終的な終了時刻が大幅にずれました。オリエンテーションがある日は余裕のあるスケジュールを立てておくと良いです。

*コーディネーター:各学科に1~3人ほど存在します。授業登録の手続きなど、いくつかの場面でコーディネーターの確認が必要となります。

*エラスムス:欧州の大学、大学院間で留学生を相互に受け入れる制度

 

【履修登録とビザ延長の手続き】

私は8月31日にバレンシアに到着しました。もうじきバレンシアに住み始めてから1ヶ月が経ちます。バレンシアに着いて間もない頃に行った手続きは、言葉と常識の違いからトラブルが多く困り事が絶えませんでしたが、大学寮の友達や日本人の先輩から情報を得て、無事手続きの大半を終えることが出来ました。

今回は、私が手続きの過程をイメージし辛かった〈履修登録の流れ〉と〈ビザ延長の手続き〉を紹介します。

〈履修登録の流れ〉
履修登録はオリエンテーション時に受け取った用紙に希望の授業(バレンシア大学のホームページから授業のシラバスを見ることができます)を記入し、コーディネーターのサインを受け取った後、指定された日時にOREiPに行き、職員に提出し、その場で登録してもらいます。登録直後、銀行へ行き登録料の€6.99を支払いました。また最初の履修登録後から約3週間は登録した授業を変更することが可能です。初回登録時に職員から登録変更用紙を貰うことが出来ます。

〈ビザ延長の手続き〉
Comisaría de Policia de Patraixという警察署(私の住む大学寮CMR Pesetから徒歩約1時間の距離にあります)で手続きをします。事前に予約が必要です。私は国際部に行き職員の方に予約を取ってもらいましたが、個人で予約を取ることも可能です。早めに予約を取っておくとよいです。当日までに、①予約時にプリントアウトした書類(事前に銀行で€15.76の支払いを済ませておく必要があります)②背景が白いパスポートサイズの証明写真、③パスポート(④日本のスペイン大使館から受け取っていた書類)を準備しなくてはなりません。当日私はこの4点を持ち、予約時間の1時間早く警察署に到着しましたが、すぐに手続きの対応をしてもらうことができました。手続きの所要時間は10分程で非常にスムーズでした。


バレンシア空港

私の所属するComunicació Audiovisualの主なキャンパス。      
バレンシア空港

オリエンテーションはこのキャンパスで行われました。
大学寮から徒歩約40~50分の距離にあります。

バレンシアの景色