Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2018年3月号 政策学部 M.O

余暇の過ごし方

スペインには祝日が多く、またバレンシア州の特有の祝祭日もあり、そのような日には学校も休みになるので連休になることがしばしばあります。私はあまり外に出て騒ぐことが好きではないので、家に引きこもって掃除をしたり勉強をしたり、映画などを見て部屋でゆっくり過ごしています。

ある友人からもらったゲームをスペイン語に変更して遊んだり、スペイン語に翻訳された漫画を読んだりしています。バレンシアの中心地にはアメリカンコミックや漫画を多数そろえているお店があるので、日本と比べて少々値段は高くなりますが、漫画好きの人にはお勧めです。また、別の友人からおすすめされたスペインのドラマをスペイン語字幕付きで見ることもあります。しかし、家に引きこもってばかりでは憂鬱になるので、息抜きとしてたまに海や中心地を散歩したり、友人と買い物に行ったり、一緒に勉強して余暇を過ごしています。

 

Las Fallas

バレンシアの祭りといえばスペイン3大祭りのひとつでもある火祭り、Las Fallasです。バレンシアでは3月に入ってから街全体がお祭りムードになります。

2月の最終日の夜にLas Fallasの開会式(La Crida)がlas Torres de Serranosで行われ、この式の終わりには盛大な花火が上がり、Las Fallasの始まりが宣言されます。そして、3月1日~19日までは毎日14時ごろ市役所前で爆竹のショーが行われていました。また、至る所で時間も関係なく子供も大人も爆竹を鳴らしており、とても騒がしく、たまに酔った人が人に向けて爆竹を投げたりするので注意が必要です。

最終日の19日が1番のメインの日で人形が燃やされるのですが、19日までに毎日花火やイルミネーション、パレードなどイベントがたくさんありました。各地域ごとに人形のfallaが作られ、投票で最も人気があったものが燃やされずに保存されます。

19日のfallaが燃えて行く姿は儚く、圧巻でした。数十メートルあるものもあり、近くで見ていると熱さを感じ、灰が飛んでくるほどでした。今年は深夜の1時頃にこのfallaを燃やし始めたのですが、この日は気温も低く長時間待っていると震えてしまうほどで、人もひしめき合っていて中には迷惑な人もいて、もう帰ろうかとなった頃にfallaが点火され、燃えて行く姿を見て、我慢して待っていてよかったと思いました。日頃の爆竹の音には終盤につれ、嫌気がさしていましたが、火祭りを体験することができて本当に良かったと思います。

Falla①

la Plaza de Torosの近くに作られたfalla

Falla②

Mercado de Colonの近くに作られたfalla