Center for the Promotion of Global Education

グローバル教育推進センター交換留学マンスリーレポート

バレンシア大学
2017年6月号 国際文化学部 R.M

1. 試験について

試験の日付や時間、教室などについてはバレンシア大学のホームページに年度初めに記載されます。試験時間は3時間設けられますが、早く終わった人から退席していきます。私は2科目受けましたが両方とも持ち込みは一切禁止で、白紙の紙が配られて文字数制限のない記述式でした。内容としてはスペイン映画の授業では映画を2本見た後にそれぞれの映画を分析して授業の内容も含め書いていくというものでしたが、コメディ要素がある映画で笑いが起こったりと、和やかな雰囲気の中で試験が行われていました。もう一つは教授が口頭でNaturalismoなどの3つのテーマを出し、授業で扱われた作品の例などを挙げながら各テーマについて説明するという内容でした。

試験で困ったことは、通常授業では少し遅れて始まることが多く、授業直前まで席が埋まることはないのですが、試験日は5分前になるとすでに教室がいっぱいで席がなかったことです。座れなかった私含め3人の生徒は特別に一番前に椅子をもってきて席をつくってもらいました。

スペインで前期、後期と大学の試験を受けましたが日本のような穴埋めや選択問題などは一切なく、全て記述式でした。白紙の紙2、3枚に他の生徒はぎっしり書いていました。留学生の特別な配慮もなかったのでスペイン語も同時に勉強段階である私にとって試験はとても難しかったです。

スペイン語を勉強するきっかけがフラメンコを習っていることであり、昔からフラメンコ留学をすることに憧れていました。今回、大学の授業が終わり、帰国まで時間があったのでスペイン南部のグラナダに3週間滞在し、フラメンコ留学の夢を叶えることができました。

2.フラメンコ留学について

平日は毎日2クラスレッスンを受け、休日はクラスメイトと自主練したりとフラメンコにどっぷりと浸ることでき、とても充実した日々を過ごすことができました。バレンシアではずっと寮で一人暮らしの状態だったのですが、グラナダでは学校のピソで初めてルームシェアを体験することもできました。様々な国の人と関わることができ、友好関係がとても広がりました。

グラナダは以前に何度か訪れたことがあり、アルハンブラ宮殿が昔から大好きだったので毎日そのアルハンブラが眺められる生活はとても贅沢でした。事前に予約をしてチケットを手配しておき、中にも入りました。また、グラナダのバルでは飲み物を頼むとタパスが無料でついてくる店が一般的で、物価もあまり高くないので生活費は抑えることができました。

留学の最後に念願のフラメンコ留学ができ、憧れのグラナダに住むことができて心残りなく帰国できそうです。

←フラメンコの先生とクラスメイト

 

←アルハンブラ宮殿